殺人鬼と宇宙人とうさぎ。

Monthly Archives: 9月 2009

You are browsing the site archives by month.

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004/イギリス)

ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]
ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]
mobileショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

ロンドンに暮らすショーンは、いい歳して人生の目標や目的を持たぬまま、親友のエドとパブに入り浸るばかりの冴えない毎日を送っていた。そんな彼に長年の恋人リズもついに愛想を尽かしてしまう。このままではいけないと自覚したショーンは、リズとヨリを戻すため、これまでのだらしない生活を改めようと決意する。ところが、ショーンが恋人のことで頭がいっぱいになっている間に、街にはゾンビが溢れ、生きた人間を次々と襲っていたのだった…。


sotd05
「わかってる」人が「わかってんだろ?」という気持ちで制作した『わかってる』ゾンビ映画。
かつ、『視聴者が参加出来る』ゾンビ映画。
視聴者にツッコミの余地を与えてくれる場の繋ぎ方のおかげで、気がつけばあっという間にショーンの世界に引きずり込まれちゃいます。


sotd04
典型的な「明日から本気出す」男、ショーン。
本人曰く「他にやりたいことはある」けどずっと後回しにしてばかりで、いい加減な生活に甘んじている。
そんな性格だから(?)か、徐々に狂乱状態に陥っていく町の様子にもまったく気づかず。

sotd02
sotd03
町、こんなんなってるのに。
走らないタイプのゾンビでよかったねショーン…


普通だとどうしてもだらけてしまいがちな、ゾンビ発生の要因に時間を割くことなくサクサクと進むストーリーが小気味よい。
そうよね、どうせ始まりなんて怪しげな実験が失敗してうんたらかんたらとか新しい病原菌がなんたらかんたらとかで代わり映えしないんだろうし。

sotd01
一貫して説明臭いところがなくて、分かる人だけ分かってくれればいいや、みたいなトコがある。
で、それがプラスになるかマイナスになるかは観る人によるのかなあと。
普段からホラー映画(特にゾンビモノ)をあまり観ない人にはピンとこない部分も多いのではないかと思います。

逆にゾンビ映画フリークなら端々でニヤリとしてしまうこと間違い無し。
この映画、一見お気楽に作られたようでいて、実はかなーり手の込んだ作品だからです。
特に全編に渡ってちりばめられた遊び心の多さには驚かされるばかり。
何度観ても新たな発見があるんだよー!きっとまだまだ自分が気づいてない小ネタも伏線もいっぱいあるんだろうなあ。
ずっとずっと手元に置いておいて、何度も見返す事で自分のホラーマニア度(笑)の計りにしたい。

それでいて愛する人や友人がゾンビになってしまったら?というゾンビ映画の永遠のテーマも踏襲しており、ただの悪ふざけ映画で終わっていないところが好きです。
ふざけすぎず、かつシリアスになりすぎず…の神がかったバランス感覚はなかなか真似出来るものじゃない。


sotd06
おまけ:ショーンの義理の父親を演じるビル・ナイがいい味出し過ぎ。

0

ランキングに参加しています

にほんブログ村 うさぎブログ ネザーランドドワーフへ にほんブログ村 小動物ブログ パンダマウスへ にほんブログ村 鳥ブログ 鳥 多種飼いへ

死が最後にやってくる(1944/アガサ・クリスティ著)

死が最後にやってくる (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
死が最後にやってくる (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
mobile死が最後にやってくる (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

傲慢で美貌の愛妾ノフレトを連れて族長が帰ってきた。その日から、一族のなかには反目や憎しみが。そしてノフレトが崖の小径から転落死を遂げた。これで再び平和が戻ってくるかに思われたが……


舞台が古代エジプトという斬新な推理小説。
読み始める前はこの設定はさすがに無茶じゃないかと心配しましたが、なんのなんの、しっかり推理小説しているではないですか!
こういう特殊な設定を選んでもしっかり書き上げてしまう所が天才たる所以なんだなあとしみじみした。

このように独特な背景設定ですが、あのへんの時代に関する知識がなくてもちゃんと読めます。ん?となりそうな所は前書きで注釈がついてますし。
そもそも当時の習慣や生活なんかがあまり内容に深く関わってないんですよね。だから名前と人物さえ一致させる事が出来ればすんなり読めてしまいます。
著者も本書内で述べている通り、このストーリーなら舞台はどこでもいい感じ。いつも通りの、イギリスの上流階級が舞台でもなんら問題なく使える内容ぽい。

ああ、そうそう、登場人物達の考えがこの時代の割にとっても現実的。
もちろん、皆が皆「これ殺人じゃなくて呪いじゃね?」なんて言い出すと話が進まないどころか終わってしまうので仕方ないのですけれども。
あとただでさえ少ない登場人物がバンバン死んでいくんで「そして誰もいなくなった」状態になるんではないかとハラハラしました。
犯人は…トリックをばらされると「確かにこの人にしか無理だよなー」という感じ。納得できるのですっきりします。
それから、個人的にノフレトの美しさの描写にきゅーんとしました。猫みたいな顔の美人最高じゃないか…!

0

ランキングに参加しています

にほんブログ村 うさぎブログ ネザーランドドワーフへ にほんブログ村 小動物ブログ パンダマウスへ にほんブログ村 鳥ブログ 鳥 多種飼いへ

N.Y.式ハッピー・セラピー(2003/アメリカ)

N.Y.式ハッピー・セラピー [DVD]
N.Y.式ハッピー・セラピー [DVD]
mobileN.Y.式ハッピー・セラピー [DVD]

デイヴは優柔不断で気の弱い若者。そんな彼が、些細な誤解から暴行容疑で逮捕された。裁判の結果、判事から《怒り抑制セラピー》を受けるように命じられるが、セラピストのバディは、患者以上に“キレやすい”アブナイ人だった! そんなバディの治療と称した理不尽な行動に振り回されるデイヴは、ストレスから怒りを爆発。その結果、予想もしなかった事態が起こり!?

原題:Anger Management(怒りの抑制)

不運な男を更に不運に突き落とすセラピストの行動をどこまで許容できるか、それにすべてがかかってると言っても過言ではない。
バディの振る舞いは(作中でも言われてる通り)サイコギリギリライン。
ジャックニコルソンの怖い顔と相まって本気でうわあってなります…

セラピーを受けるきっかけになった事件もデイヴが悪い訳じゃなく、しかもその後の展開も陰謀めいて見えるくらい悪い方悪い方へと転がるばかりだしその度にデイヴは振り回されっぱなしで、そのうえ周りの人間は彼を煽るようなのばかりときたら、最後まで見る気になれない人もかなり多いかと思う。

それだけにオチはびっくり!よりも「なーんだ」という安心感の方が強い。
一人の軽症患者にどんだけ金と手間ひまかけてんだよという意味ではびっくりだけど…

身勝手で理不尽で他人を振り回すキャラが苦手な人には不向きな映画です。

0

ランキングに参加しています

にほんブログ村 うさぎブログ ネザーランドドワーフへ にほんブログ村 小動物ブログ パンダマウスへ にほんブログ村 鳥ブログ 鳥 多種飼いへ