殺人鬼と宇宙人とうさぎ。

Monthly Archives: 10月 2009

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痩せゆく男(1996/アメリカ)

スティーヴン・キング 痩せゆく男【廉価版2500円】 [DVD]
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超肥満体の悪徳弁護士ビリーは、ある日飲酒運転でジプシーの老婆を轢き殺してしまう。友人の警察署長と判事の協力で事件を揉み消そうとする彼に、ジプシーの長老レムキが近づき、ある言葉をつぶやいて立ち去った。「痩せゆく・・・」 翌日からビリーの身体はどんなに食べても一向に太らないばかりか、一日で数キロの異常な痩せ方を見せるようになる。長年の夢は今や悪夢に変わった。自分に呪いがかけられたことを知ったビリーは、レムキの行方を追うが、それは更なる恐怖の幕開けだったー。


スティーブン・キングに対する勝手な偏見で、いつ訳の分からない化け物や宇宙人が登場するのだろうとハラハラして観ていましたがとうとうそんな事も無く(笑)
唯一『トカゲに変身する呪い』に「!?」となったくらいでしょうか。

どんどん痩せ衰えていく主人公は視覚的にインパクト大ですが、この映画の本当の怖さはそこではなく彼の内面にあるんじゃないかと思います。
プレッシャーから来る怒りや罪悪感に押しつぶされそうになり、焦燥し、混乱し、憎悪するビリーの心がどんどんねじれていく様子は完璧な特殊メイクと相まって鬼気迫るものがある。

後半、主人公の口からはジプシーたちの口癖である「町の白人」という言葉が頻出します。
まるでジプシーと同化してしまったようで、些細な変化だけどもココが一番気味悪く感じた。
結局のところ、肉体に対する呪いはどうにかできても、心に対する呪いは取り除けないということなのかもしれません。

なんとも後味の悪い作品ですが、逆にそこが一番好きかも。

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バグズ(2003/カナダ)


バグズ [DVD]
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新地下鉄の工事が突然変異した巨大昆虫を5千万年の眠りから目覚めさせてしまった!
ある日、逃亡犯を追っていた警官がズタズタに引き裂かれて惨殺される事件が発生。FBIが乗り出すが、地下鉄会社の社長は事実を隠ぺいし投資家を招待しての地下鉄試運転を強行、招待客全員死亡の惨事を引き起こす。
ようやくFBI・SWAT・昆虫学者による“退治チーム”が結成されるが、昆虫軍団は恐るべき早さで現代に対応し、SWATチームの打つ手はすべて裏目に。ついに昆虫軍団は最後の切り札“クイーン”までもが出動!“退治チーム”はどう迎え撃つのか!?


レンタル落ちが超安価で投げ売りされていたのでよく考えずに買ってしまったのですが、これが意外なアタリでした。
低予算のテレビムービーながら巨大昆虫の造形やスプラッタ描写など善戦しており、構成もそつなくまとまり非常に観やすい作品に仕上がってます。
説明不要なありふれたストーリーも、そこがまたスピーディーな展開に繋がっていい感じ。

虫の攻撃によって地下鉄の線路どころか特殊部隊が使用する車両(電車)までもが
破損し電気機器はすべて死亡、酸素供給システムも使えなくなり何としても1時間以内に地上に脱出しなければならないが周りは巨大な虫だらけで…とか、ありがちだなーと思いつつもやっぱりハラハラしてしまう。
閉鎖された地下鉄の不気味な雰囲気も好き。

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ランド・オブ・ザ・デッド(2005/カナダ、アメリカ、フランス)

ランド・オブ・ザ・デッド [Blu-ray]
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近未来。突然蘇り、生者の肉を貪り喰って増殖し始めたゾンビが全世界に拡がっていた。僅かに残った生存者たちは、要塞都市を築いてゾンビの襲来に備えていた。しかし、そのような苦境の中でも貧富の差や権力といった醜い争いごとは絶えず、人類の将来はより絶望的な状況に陥っていたのだ。反面、ただ歩き襲い喰いまくるだけであったゾンビも、学習能力や意思の疎通を身に着け始めていた。そして今や、行く末を案じ安住の地を求める者は生者だけではなくなりつつあった。

原題:Land of the Dead

ゾンビ視点がおもしろい!
『本能だけで動く怪物』としての恐ろしさ、ある種の神秘性が削がれてしまったぶん、古くからのゾンビ映画ファンにはいまいちなのかな?と思うけど、ちょっと変わったゾンビモノが好きな私的にはヒット。

ゾンビの動きはノロノロタイプ。
近年のダッシュ系を見慣れてしまったので物足りないかなあと思いきや、『知性がある』というゾンビモノには珍しい設定が付加されているおかげで面白かった。
花火が好きってのも何か可愛いです。
なんで花火に釘付けになるのかはわからないけど、とにかく花火があがっている間はゾンビも大人しいので人間はある程度自由に動ける。

彼らには感情もしっかり残っており、仲間のゾンビが人間に殺された際には慟哭さえします。
そんなことがあまりに長い間続いたものだから、ゾンビ達もいい加減我慢の限界。
巨体の黒人ゾンビをリーダーとして隊を築き、各々武器を手に持って、人間どもに反旗を翻すことにしたのです…
これがゾンビ側の話。


ところが人間側も人間側でゴタついております。
主に裕福層VS貧困層の争いによって。
裕福層は頑丈なビルを丸々乗っ取って悠々と贅沢な暮らし、貧困層はスラム街でいつ殺されるかもわからない恐々とした暮らし…ではトラブルが起こらない訳がないのです。

そこでとうとうキレたのが、物資調達部隊のチョロ(名前かわいい)。
無駄に行動力と決断力のある彼が選んだ計画は『すべてをぶち壊す』こと。つまり、町を爆破し尽くしてしまおうと…。
チョロの上官である主人公はそれを阻止するよう命令されるんだけど、同じ頃、件のゾンビ部隊も町に迫っていたのでした。

こう書くと結末はドロドロぐちゃぐちゃの血の海が予想されますが、しかし案外静かーな幕切れです。
ゾンビは一層すべきウィルスなんかではなく、別の意思を持った生き物として最後まで扱っているところが好きだなあ。


人間は惚ける方に順応するけれど、ゾンビは生き残る方に順応する。まるでちぐはぐ…そんな不思議なコントラストに妙に惹き付けられてしまう映画でした。

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デーモンハンター(2005/アメリカ)

デーモンハンター [DVD]
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人間と悪魔の間に生まれた男ジェイコブ。彼は教会の監視のもと、地上に姿を現す悪魔を抹殺し人類を救う使命を負っていた。
最強の悪魔であるアスモデウスは、人間の女に自分の子供を産ませ、世界征服を目論んでいた。ジェイコブは悪魔退治の鍵を握る修道女サラと協力し、アスモデウスの後を追う。
悪魔の巣窟を見つけたジェイコブとサラは、アスモデウスと仲間であるサキュバスと壮絶な闘いを繰り広げるのだった。同時にサラの隠れた秘密も明らかにされ・・・。


どうしても『ブレイド』や『アンダーワールド』がちらつくあらすじだけど、間違ってもこの二作と比べられるような内容じゃありません。
とにかく悲しくなるくらいテンポが悪い。序盤からなんでもかんでも説明台詞で済ませようとしちゃうあたりダメ映画の匂いがぷんぷんします。状況を映像で見せるのが映画ってもんじゃないのん?

もっさりしたアクション、内容がグダグダだからって不必要なエロでごまかそうとする姿勢、親しみを込めてジェイクって呼んでほしいけど誰も呼んでくれなくてやさぐれ気味の主人公、わっかりやすいにも程があるわりにカケラも魅力がない悪役などダメさは枚挙に暇がない。
ぬっるいポルノ映画だと思った方が正しい。

悪魔って首絞めただけで死ぬんだなあ…今後のために覚えとくわ。

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ディセント(2005/イギリス)

ディセント [DVD]
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6人の女友達が、年に一度の冒険旅行に訪れた地下洞窟。ケービングを楽しむはずが落盤の影響で出口は塞がれ、一転して彼女たちは暗闇の世界に閉じ込められてしまう。やがて言い争いから仲間割れが起き、精神的にも肉体的にも限界に達する中、彼女たちがみつけたものは…。


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本作は密室の恐ろしさや未開の洞窟の不気味さを十二分に生かしている傑作でして、なんといっても雰囲気作りと撮影技法が優れているんですね。
なんと言っても、こちらまで息苦しくなってくるような暗闇の圧迫感はそれだけで恐ろしい…。
あとから考えるとクリーチャーが出てくるまで時間かかってるなーと思うんだけど、演出の妙か視聴中はまったくそれを感じさせない。
不思議とクリーチャーよりも人間の方が強く印象に残るといった意味で、珍しいクリーチャーホラーではないかと思う。

dc01
メイン登場人物は6人とほどよい人数ながら、舞台が暗いことから見分けはむずかしいかもしれない。
私はこの映画をこれまでに何度か視聴しているのですが、1回目は顔と名前が一致しなくて困った記憶があります。
でもこの映画はそれぞれの判別が付くほうが絶対に面白いので、前半の洞窟に入る前のシーンはしっかり見ておいた方がいいです。
一度で覚えられなければ覚えるまで前半をリピートし続けるのが最善。

性格はうまくバラけてて、その後の行動にもその設定がちゃんと生かされてる。
情緒不安定なサラ、独断専行型のジュノ、無鉄砲なホリー、面倒見の良いベス、勇敢なレベッカ、ベスの妹である無邪気なサム…といった具合に。
サムは最年少なので他の5人からもどことなく子供扱いされてるような面があるんですけど、さすが医者の卵だけあって洞窟内でメンバーの一人が怪我をしたときは一人テキパキ動いていておお!と思ったり。

洞窟に入ってもすぐに核心には触れず、しばらくはシチュエーションパニックホラーみたいな展開が続きます。
前人未到のはずが洞窟内には壁画があったり、100年以上前に打ち込まれたと思われるハーケン(岩の割れ目に打ち込む、登山で使用する釘)が残されていたり…と前半はとにかく謎がいっぱい。
そんな洞窟に閉じ込められるとか絶望しかないわ…。
事前に役所へ申請を出していないから救助隊が来る見込みは無いし、そもそもこの洞窟は人類未踏の洞窟であるからして、偶然誰かが通りかかる可能性もゼロだし。

クリーチャーが登場するあたりからは打って変わってグロのオンパレードみたいになるので、一つの作品で二種類の雰囲気を楽しめるお得感みたいなものがあるかも。

dc02
好奇心旺盛な地底人さん。
目が退化していますので、代わりに嗅覚と聴覚は進化していてもおかしくないはずなのですが、ほんの目と鼻の先にいる人間の声にも匂いにも気づかなかったり、かと思えば遠くの物音に反応していたりとなんだかよくわからない設定w
天井を這い回れるほどの身体能力を有しているのに妙な所でどんくさいし。

正直言ってそんな地底人さんよりサラさんの方がずっと怖いよ!特に後半で覚醒したサラさんの恐ろしさと来たら…もう……
地底人さんに地上への逃亡をおすすめするレベル。

と、言うわけで、私はかたくなに「地底人たちは悪くない」を主張したいと思います。
アメリカ人女性こわいです。

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