殺人鬼と宇宙人とうさぎ。

Monthly Archives: 1月 2010

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12番目のカード(2005/ジェフリー・ディーヴァー著)

12番目のカード
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mobile12番目のカード

ハーレムの高校に通う十六歳の少女ジェニーヴァが博物館で調べものをしている最中、一人の男に襲われそうになるが、機転をきかせて難を逃れる。現場にはレイプのための道具のほかに、タロットカードが残されていた。単純な強姦未遂事件と思い捜査を始めたライムとサックスたちだったが、その後も執拗にジェニーヴァを付け狙う犯人をまえに、何か別の動機があることに気づく。それは米国憲法成立の根底を揺るがす百四十年前の陰謀に結びつくものだった。そこにジェニーヴァの先祖である解放奴隷チャールズ・シングルトンが関与していたのだ…。


我ながら狭量なんだけどジェニーヴァにいちいちイライラさせられる。
勝手な行動で自分自身を危険にさらしておいて、なのにさもそれが警察の、あるいはライムのせいだと言わんばかりに厭味を吐いたりぶすっとしたり、ライムの言葉を借りれば「いちいち癇に障る子」。

事件全体がとてもこぢんまりしていて、(他にも抱えている複数の事件で手一杯な)ライムのチームがこんな事件を引き受ける説得力がない。
更にアメリカ史のお勉強やヒップホップ史のお勉強がページの大半を占めるため、興味がないと読むのが辛い。
正直、不要なところは流し読みしてしまいました。標準英語とアフリカン・アメリカン英語の違いは興味深かったかな。
それと、どんでん返しにこだわりすぎて整合性がおろそかになっているのが目立つようになってきたなと思う。特に今作はその辺りが顕著で、こじつけ感が目に余ります。
リンカーン・ライムシリーズはただでさえ水準が高いのでどうしても評価が厳しくなりがちなのですが、この作品は普通のミステリ小説としてもあまり面白いとは思えなかった。
黒幕も意外性を狙いすぎていてあざとい。

ので、個人的な見所は本筋じゃなくてエピローグのライムとアメリアのやりとり!
右手云々の行はえっ、と2度見して、なんかの比喩かなと納得して読み進めて、やっぱり文字通りだったのでびっくりしました。
ちょっとじーんとしてしまった。今後が気になる。

なにより今回もアメリアはかっこよかったー。アメリア大好き。(*´∀`*)
弾の入ってない銃でブラフかますなんて相変わらずすごい度胸や…。
あとはロンにばんばんフラグが立ってて気が気じゃなかったり、カーラが登場して嬉しかったり、トムのお母さんっぷりにニヤニヤしたりしました。

そして今作で一番気に入ったセリフはやっぱりこれ。
――時間さえ惜しまなければ、不可能などない。難易度に差はあっても、不可能はない。

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ヴィドック(2001/フランス)

ヴィドック [DVD]
ヴィドック [DVD]
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19世紀のフランスで、全土を揺るがした狂気の連続殺人事件が発生した。犯人は「鏡の顔を持つ男」だ。「その鏡に映った者は、必ず死ぬ」という噂が囁かれる中、名探偵ヴィドックが調査に乗り出す。


美術がすばらしい。あの時代の、暗い部分だけが強調された町並み、煤と煙と埃に包まれた陰鬱な風景、建物がもう!
ただ、所々に差し込まれるエロティック表現はあんまり美しくない。
その生々しさがいいのかもしれませんが、ファンタジーとリアルがないまぜになったような映像の中で妙に浮いてるような気がして。
なんせ、あからさますぎるとエロくない。むしろ笑えてくるから困る。
唯一、女性達が阿片吸いながらトリップしてるシーンははっとしました。
前後不覚な高い笑い声のなか、反り返った白い喉元のアップとか、不気味な魅力があったなー

映像の美しさとは裏腹に、ストーリーにはあまり人を引き込む力はないと感じました。
内容が薄いかな。主人公のヴィドックに思い入れがあればまた違うのかもしれません。

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デッド・フライト(2007/アメリカ)


デッド・フライト [DVD]
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ロサンゼルス発パリ行きのボーイング747。飛行中に乱気流に巻き込まれ、混乱する機内。しかも衝撃で倉庫の積荷が崩れた。そしてその中から現れたのはゾンビだった!ソンビは客室内に現れ、乗員を襲い始める…。


副パイロット「今夜の便は特別な荷物を積んでいるそうですね?」
パイロット「国家レベルの積み荷だそうだ。“万が一貨物室で異変が起こった場合は至急荷物の請負人に知らせること”だと。なんだかわからないが最後のフライトを飾れるな」
フラグ設置おつかれさまでーす。
もちろん積み荷は早々に壊れる。

国家レベルの積み荷の梱包がエコロジー仕様&護衛が一人だけと言うのも驚きましたが、その護衛が機内で銃を乱射し始めたときはもっと驚きました。
どう頑張っても逃げ場のないホラーってそれだけで怖いはずなのに、この作品に関してはあんまり緊迫感がないように思う。
ノリが軽いせい? 床薄っ!とか脅威のヘッドショット率とか銃がもれなく無限弾倉だとか、どうでもいいとこばっか気になるw
ただ、怖くない代わりに勢いだけは炸裂してるのでこれはこれで不思議と面白いんですよねー。
バカバカしいノリが大好きです。

生き残った乗客が知恵を絞って考え出したゾンビ壊滅作戦がカセットボンベで爆弾を作って吹っ飛ばすってとことか最高だと思う。
お忘れのようですがあなたたちが今いる場所は機内です。

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ゲーム(1997/アメリカ)

ゲーム [DVD]
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大富豪だった父の財産を引き継いだ実業家・ニコラスは、その日、父親が自殺した年齢である48歳の誕生日を迎えた。久しぶりに会った弟からは誕生日プレゼントとして「凄い体験ができる」とCRS(Consumer Recreation Services)という会社の紹介状を渡される。
別の日、たまたまCRS社のオフィスを見つけたニコラスは軽い気持ちでCRSの提供するゲームに参加することとなる。そしてその時から次々とニコラスの身の回りで不思議な出来事が起き始める――


紹介状を渡してくれた弟が見るからにいい加減で、過去に精神科通いの経歴があり…と明らかに怪しげな雰囲気で観る者の警戒心を煽ります。
さて、軽い気持ちでCRSを訪れたニコラスはそこでなんと丸一日がかりの“審査”を受けさせられます。これに合格しないことにはゲームを体験することはできないらしい。
しかし審査の結果は不合格。ここで静かにうろたえるニコラスがおもしろい。普段、拒絶するばかりだった彼がはじめて拒絶された瞬間ですね。
そして複雑な思いで帰宅した彼の自宅の前にはピエロの人形が横たえられており、テレビを点ければアナウンサーが自分に語りかけてくる…と奇妙な現象が相次ぐ。

どんどんエスカレートしていくゲームの内容に関しては『自分と、自分のツテを使えば何でも解決できると妄信している』ニコラスの性格をいちいち上手く利用しているとは思うんだけど、それにしたって彼を全面的に信頼しすぎだろって話です。
人間追いつめられると何をしでかすかわからないよ。
キレてゲームの仕掛人ぶっ殺しちゃったりとか普通にありえるよ。実際、ニコラス自身は何度も殺されかけてるわけだし…。
オチも最初こそびっくりしたけどよくよく考えたら無理しかないよなあ。

ニコラスはこの先一生誰も信用できずに生きていくんだろうし、「なーんだ、よかった!」だけでは済ませられない後味の悪さが残る映画。

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ブルーサヴェージ(2004/ドイツ)

ブルーサヴェージ [DVD]
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2,500万年前に絶滅したはずの古代鮫が人類を襲うモンスターパニック。全長17mの肉食鮫“カルカロドン・メガロドン”に妻を殺された男が、海洋生物研究所の妨害に遭いながらも鮫を倒そうと奮闘する。



でかい鮫が大暴れする映像を期待すると肩すかしを食らいそう。
しかしながら登場キャラクターの描写が丁寧かつアクション面に力を入れているので、エンターテイメントとしては十二分に楽しめる作品に仕上がっているのではないかと。
組織への復讐に燃える主人公の奮闘っぷりは非常にかっこいいですし、彼と娘の関係や親友との友情なんかも描かれていたりして、根幹部分のしっかりした映画だと感じました。

が、一応鮫映画なんだからもうちょっと鮫の出番があっても…とそこだけが非常に惜しい!
鮫の登場シーンは多分10分とかそこらへん?

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パニック・ルーム(2002/アメリカ)

パニック・ルーム [DVD]
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夫と離婚し、娘と新居に引っ越してきたメグ(ジョディ・フォスター)。しかしその夜、3人の強盗が家に侵入してきた。メグは娘とともに屋内の緊急避難スペース「パニック・ルーム」へと逃げ込み、難を逃れようとするのだが…。


邸宅の前の持ち主で設計者である人物が財産の半分を家のどこかに隠したまま亡くなってしまい、それを狙う強盗が侵入して…というお話。
一度ロックしてしまえば外部から侵入不可能な隠し部屋に逃げ込んだ二人にとっても、邪魔されずに事を進められる強盗にとっても都合のいい展開のはずが、そう上手くはいかず……なんとメグと娘が逃げ込んだ『パニック・ルーム』こそが財産の隠し場所なのだそうです。

篭城してればいいんじゃね?と思いきや1型糖尿病を煩っている娘が低血糖症状を起こしつつあり、そうも言っていられない状態。
この病気を説明する描写を序盤に入れておけばいいのに、それがないため見ているこちらは「???」状態。なんだか唐突すぎてしっくりこないのですね。
そもそもせっかくの『パニック・ルーム』という場所もただの篭城部屋にしかなっておらず、設定の面白さを生かせていない感がある。

片方が攻めればもう片方がそれを阻止する、ぎりぎりの攻防戦は次から次へとよく思いつくものだと感心しますがいまいち緊迫感が無いのはどういう事か。犯人がアホだからか。
逆に警官はこういった映画には珍しく仕事が出来る様子。

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ザ・コア(2003/アメリカ)

ザ・コア スペシャル・エディション デラックス版<2枚組> [DVD]
ザ・コア スペシャル・エディション デラックス版<2枚組> [DVD]
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全ては、些細な予兆から始まった。地球の核(コア)が停止。人類は1年以内に滅亡する。生き延びる唯一の方法は、地下1800マイルまで潜り、液体金属で構成されるアウターコア(外核)に核爆弾を仕掛け、その衝撃をもって再びコアを回転させること。人類の存亡を託され、地球の中心部へと選ばれた6人のテラノーツがいま旅立つ……。


序盤からぐっと惹き付けられる展開がいい。
30人以上の人々が一斉の不審死を遂げたばかりか、鳩の集団自殺、更にはスペースシャトルの計器の故障まで。

主人公のジョシュは地球物理学教授。
ぱっとしない大学で教えている割にはなんかやたら凄い人、らしい。彼はいずれの異常現象の原因もバシッと当ててみせます。
で、彼をリーダーに据えて各分野のスペシャリストを集め、最強のチームを編成して地下2000マイルへと潜る訳です。

しかしお約束通りトラブルが続出。
トラブルが起こらないとこの手の映画は成立しないとはいえ、最初のミスが『しまった、空間を計算に入れてなかった!』ってこの人たちやる気あるの。なんなの。
貴重な冷却液体窒素に関しても『少しくらいなら無駄遣いしても構わない』ってどういう事なの。
その後も計算ミス続出って一体なにがしたいの。
SF的な考証や計算については文系の私でも「こいつらいい加減なこと言ってんなあ」と思うくらいなので、きっと理系の人にはツッコミどころ満載ってレベルじゃないんだろうな。

いろいろ書きましたがこの作品がダメなのかと言うと決してそうではないと思ってます。
適度にはったりが利いている本作はエンターテイメントとして素直に楽しめるし、ありがちな「USA!USA!」が無いのもよい。
大金を投じているのに、こんなに誰も彼もが全力投球なのに、でもB級。なぜかB級。そこが好き。

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トゥームレイダー(2001/アメリカ)

トゥームレイダー (初回限定版) [DVD]
トゥームレイダー (初回限定版) [DVD]
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トレジャー・ハンターのタフな女性、ララ(アンジェリーナ・ジョリー)は、20年前に失踪した父(ジョン・ヴォイト)の隠し部屋から不思議な時計を発見する。それは、5000年に一度のグランド・クロス=惑星直列によって巨大な力を発揮するという、古代の秘宝への手掛かりだった。


原作を知らないので、キャラクターの背景や関係性は分かるような分からないような?で、感情移入がし辛い。
だもんで、ほとんどずっと「セットが凄いなー」とか思いながら観てました。
いや、しかしこの思いっきり荒唐無稽!な突き抜けっぷり・弾けっぷりは非常に楽しい。
気分が爽快になるのでストレス発散にいいですね。
アクションシーンはもはやサーカスを観ているような気分になる(笑

こういう映画は整合性云々は捨てて楽しまないとね! やってる方も撮ってる方も観てる方も楽しいなら、もうなんだっていいんだよ。

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