殺人鬼と宇宙人とうさぎ。

Monthly Archives: 9月 2010

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デスゲーム(2006/アメリカ)

デスゲーム 【ベスト・ライブラリー 1500円:第2弾】 [DVD]
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ある日、ハッチはゲーム仲間の一人で友人のルーミスが謎の死を遂げたと知る。暗い気持ちで葬式に出席したハッチはルーミスの妹から、彼が死ぬ直前までプレイしていた「Stay Alive」というビデオゲームを譲り受ける。落ち込むハッチを他のゲーム仲間たちが慰めようと集まった際に、ふとした好奇心からゲームを始めてしまった。そのゲームは17世紀に実在した「血の伯爵夫人」の異名を持つ冷酷な連続殺人鬼を追うというもので、ゲーマーのメンバーたちも夢中になってしまう。ところが、ゲーム中で自分のキャラクターが死ぬと、プレーヤーも同じ方法で死んでゆくという恐ろしい事実を発見する。次々と仲間が死んでゆくなか、生き残れる者はいるのか…!?


これ、なかなかいいんじゃないでしょうか…!!
いかにもなタイトルとパッケージなので期待はしてませんでしたが、わりとしっかり作られてました。
あくまでもB級映画の枠の中で見るなら、クオリティ高いと思います。
ジャパニーズホラーっぽい演出もあって、ちょっと怖かった(というかモロ貞子みたいなんいっぱいいた)
ただし、やっぱり大音量の効果音に頼りがちなのが惜しかったな。

ストーリーもキャラクターもわかりやすい設定なため、関係性を把握するのがらくちんでありがたし。
オクトーバーが外見を裏切って優しい常識人でかわいかった(笑
話はちょっと物足りない気もしますが、これはこれでいいかな? 適当に見て適当に楽しめる気楽さがあります。

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最終絶叫計画(2000/アメリカ)

最終絶叫計画 [Blu-ray]
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ハロウィンの夜、ハイスクールの美少女ドリューが“ハロウィンマスクをかぶった殺人鬼”に惨殺された。テレビカメラやレポーターが殺到し街が大騒ぎになる中、シンディ・キャンベルは不安に駆られていた。実はドリューが殺された日のちょうど1年前、彼女は恋人のボビーや仲間のショーティー、ブレンダ、バフィ、グレッグらと共に“ドライブをしていた際に、大騒ぎをしたあげく、道路に出てきた男をはねてしまい、死体を海に投げ捨てた”という出来事があったのだった。あの出来事とドリューの死に関係あるのではと心配するシンディ。仲間たちは関係があるわけがないときっぱり言い捨てるが、次々にその仲間たちが殺されていく。


このバカ映画の何が好きって、「そこまでこだわるか!?」ってくらいネタが細かいところ。着眼点が好きです。
こだわる方向がおかしいだろと言いたくなるほどこだわった小ネタが全部分かる人はきっとそうとうな映画マニア(笑
下ネタも多い…っていうかほぼすべてがそっち方向なんですけど、不思議と嫌な感じがしないのはとことんまではっちゃけてくれてるおかげかなあ。ここまでくるといっそすがすがしい。

パロ元のベースは『スクリーム』。作中の殺人鬼もゴーストフェイスです。
正直本家のゴスフェよりも可愛い。
そのほか『ラストサマー』『エルム街の悪夢』『マトリックス』『シックス・センス』などが元になっています。
ラストに『ユージュアル・サスペクツ』を持ってくるセンスに脱帽。

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インビジブル2(2006/アメリカ)

インビジブル2 [DVD]
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ある怪事件を捜査するターナー刑事(ピーター・ファシネリ)は、犯人が次に狙う女性科学者の警護を請け負う。しかし、軍に捜査を阻まれ特殊部隊の攻撃に遭ったターナーは、彼女に真相を問い正す。そして、犯人は軍の陰謀により透明人間となった特殊部隊員で、彼女が作った副作用を抑える血清を必死に追っていることを知る。


前作が研究室の限られたスペースでの攻防だったのに比べ、今回は街全体での鬼ごっこになってぐんとスケールアップ。
敵も透明人間だけではありません。
が、それで面白さまでアップしたか…?というと疑問が残る。
印象に残るようなセリフもシーンもなく、『右から左へ流れていくような映画』が正直な印象です。

透明人間は相変わらず体力も身体能力も通常とは桁違いなのですが、今回は被験者が経験豊富な特殊部隊の兵士ということで前作よりも納得のできる範囲…ではあるかな。
(でも前作のセバスチャン博士と今作のグリフィン兵士が戦ったら、5分で博士が完全勝利を収めそう…)

前作の赤外線ゴーグルの代わりに、今作ではビデオカメラのナイトビジョン越しの映像が多用されていますが、見た目的に前作の方がワクワク感あった。
ビデオカメラの方が身近でリアリティあるっちゃあるんだけど、この作品に求められてるのはリアリティではないよね。
透明人間VS透明人間の展開も、せっかくやるならもっと手間隙かけた演出にすればいいのに、ぺしぺし殴り合うだけっていうのはどうなの?

前作ではセバスチャン博士の人となりが前半でたっぷり描かれていたので、透明化してからじわじわと彼が壊れていく様子や行動にもスリルがあって楽しめましたが、今作は“透明人間”のバックグラウンドがほとんど不明なため、肉迫した恐怖というものをまるで感じられないのも不満。
人間じゃなくて、なんかそういった安っぽいクリーチャーのようです。

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インビジブル(2000/アメリカ)

インビジブル コレクターズ・エディション [DVD]
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国家最高機密に属する研究プロジェクトを率いる天才科学者のセバスチャン・ケイン。人間を透明にするというプロジェクトを進めていた彼は、ついに自ら実験台となる。ところが、“透明”の力の虜になったケインは理性を失い、次第に行動は殺意を帯びてエスカレートしていく…。


性欲過多なおっさんのヤンデレストーカー物語。
それはいいとして何故超人化するし…。後半とかすごいよね。ジェイソンもびっくりなレベルに達してるよね。

この映画は前半が秀逸。
透明化の過程を描いたCG技術もそうですが、なによりセバスチャンという人間がじわりじわりと崩壊していく様に引き込まれるのです。
やり場のない怒りに身も心も蝕まれていく、それが何よりのホラー。
透明状態が長く続くと凶暴化すると言う伏線はあるものの、博士の場合は元々の性格も大きく影響していそうです。

“透明化”して“匿名化”したセバスチャンの変貌。
この匿名化についてはネット批判で必ず口にされる問題だけど、この映画はそういった近代テクノロジー面ではなく、もっと根底にある人間の欲望についてを描き出したホラーではないかと思う。

後半はなんというか普通のパニックホラー?
良く言えばテンポがいい、悪く言えばかっ飛ばしすぎ。天才らしくもっと頭を使った追いつめ方を見せてほしかったな。

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いけにえ(2005/アメリカ)

いけにえ [DVD]
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秘密のネットゲーム“パスウェイ”を始めたジェイク。やがて彼は現実と幻覚との狭間で不気味な生き物を見るようになり、夢で見た通りに友人たちが死んでいく。果たしてこれは現実なのか?次第に増殖する恐怖。そして想像を絶する惨劇がジェイクを待ち受けていた…。


原題:DEVOUR(=貪り食う)

amazonでの評価がいいから油断してたけど、よく読んだら主演へのファン補正が入ってるだけでわろた…
これだからイケメンは(´・ェ・`)

ここ最近、妄想とも幻覚ともつかない症状に悩まされている大学生のジェイクが主人公。
それは山小屋の中で全裸で泣いていた女性に声をかけたところ、隠し持っていた蛇(ナタじゃない。ヘビ)で襲われるといった内容だったり、怪物に家を燃やされるといった内容だったり、自分の舌をナイフで切り落とすといった内容だったり。

あらすじを読むと、いつか観た『デス・ゲーム』と同じく、呪われたゲームが軸になるのかな?と思えたのですが、ゲームは“ある条件を満たす人物”をあぶり出すために用意されているだけの舞台小物でしかありませんでした。
そうとは知らずにゲームに登録してしまったジェイク。
その日を境に自分の周囲の人間が次々と不審死を遂げ始め、呪いの人形よろしく捨てたはずの銃が手元に戻ってくるという不思議現象まで起こります。

ジェイクはすべては悪魔の仕業ではないかと疑って、悪魔崇拝者のおっさんを探し出して会いにいく。
そのおっさんにはキルトンという教え子が一人いて、キルトンは崇拝にのめり込むあまり、妻が無事出産できるように『妻とお腹の子を』悪魔にいけにえとして捧げたという過去があることが判明(なんという本末転倒)。
「あ、絶対こいつが2、3枚噛んでるわ」と確信したジェイク、そしてとうとうキルトンが目の前に現れ、パスウェイの真の目的も明かされる。

あれはなんと、悪魔が自分の子を探すために作ったんだそうです。
………悪魔さんェ……
直接人間とコンタクト取れるんだからそんな俗な方法を選ばなくても!悪魔なのに!悪魔なのに!
威厳を捨てたら悪魔として終わりだよ!

ということで、ジェイクの本当の母親はなんと悪魔。
この悪魔さん、なぜか人間界の森でジェイクを出産するという暴挙に及び、体力がなかったのか難産だったのかちょっと死にかけてたんですよね。

ちょうどそのときに居合わせたのがジェイクの両親。
テンパった両親はなんでか知らないけど悪魔からジェイクを強奪ダッシュで逃亡
これにはさすがの悪魔さんも「いやいやいやwwww」と慌てたでしょうけど、いかんせん死にかけなので追いかけることも出来ず。

悪魔(とその手先)はそれ以来21年間ずっとインターネット上に網を張ってジェイクが引っかかるのを待っていたというのです。
涙ぐましい話や……

ご覧のように悪魔悪魔してる話なんですけど、かといってありがちな聖書の引用や宗教観の押しつけなんかはほとんどなく、日本人でも取っ付きやすいライトなオカルトホラーって感じでしょうか。
それはいいんだけど、なーんかスカスカしてるのが惜しい。脚本に隙間が多いなーと感じてしまう。
あとは空気が軽過ぎるっていうか…。もう少し謎解き要素を入れてくれれば、その軽い空気感も上手く生かされたのではないかと思うのですが。

ラストなんかはもう「勢いだけで説き伏せよう!」なヤケクソ感すら漂ってたし。
オカルトホラーは空気作りが大事ねって再確認させられました。

ジェンセン・アクレスなるイケメンが目的でなければおすすめできない映画です。

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セルラー(2004/アメリカ)

セルラー [DVD]
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高校の科学教師ジェシカ・マーティン(キム・ベイシンガー)は、愛する夫と11歳の息子リッキーとともに幸せな暮らしを送っていた。だが彼女の平穏な生活はある日、何の前触れもなく破られる。 ジェシカがリッキーを学校へ送って帰宅したところへ、突然見知らぬ男たちが侵入。彼らはジェシカを車で連れ去ると、どこかの家の屋根裏へ監禁する。リーダー格の男イーサン(ジェイソン・ステイサム)は納屋にあった電話をハンマーで打ち砕くと、彼女を残して立ち去った。彼らが何者なのかも、目的が何なのかも、ジェシカにはまったく思い当たらず……


脚本家が「フォーン・ブース」の人と同じだそうです。
なるほど確かに本作も「電話」というアイテムの使い方が非常にうまいし、密室の生かし方もそれらしい。

全く知らない場所に監禁され、唯一助けを求められるのは偶然電話が繋がったどこの誰かも知らない他人…というシチュエーションだけでもドキドキするじゃないですか!
とにかく中盤からのライアンの超絶イケメンっぷりがすごい。ルーニーもかっこよかった!
ジェシカもやられっぱなしではなく、高校教師である事を生かした合理的な反撃がナイスでした。
ただ動脈がどうとか1分の出血量がとか冷静に解説されるといたたたたた。

次から次へとトラブルに見舞われるスピード感がたまらなく楽しかったです。
というか開始2分40秒で本題に入りますからね、考える暇さえなく気がつけば作品にのめりこんでいることでしょう。
ちょっとしたコメディパートを挟みつつ進むので、ハラハラしすぎて疲れるということもなく、良いバランスで鑑賞する事が出来ました。
2人の対面シーンはちょっと感動してしまった。
ラストもスッキリで大満足。いろんな人にオススメしたい一本です。

それにしても、「警官」だと言うだけでああもさらっと信用されてしまうって恐ろしいですね。

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パラノーマル・アクティビティ(2007・2009/アメリカ)

パラノーマル・アクティビティ [Blu-ray]
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一軒家で幸せに暮らす若いカップル。しかし、毎晩就寝後に家の様子が変わっていることに気付き、その原因を突き止めるべくビデオカメラを回す。


メディアの不自然なまでの持ち上げっぷりに、逆に期待はできないなーと覚悟はしていたのですが…予想以上だった。もちろんダメな方向に。
結局大きい音でごまかしてるだけか…とげんなり。もうこういう手法はいらないよ。
しかも住んでる家が若いカップルのものにしては不自然に立派だったり、モデルハウスさながらに生活感がなかったりするし。
あと超常現象におびえてるのに寝室のドア開けっ放しで寝るって何考えてんのさ。
とにかく現実味がなさすぎて、モキュメンタリーとして質が低かった。

ただ、ヒロインが何時間も不動で突っ立ってるシーンだけはじわじわ怖かった。ずっとこういう路線でよかったのに…。
しかしやっぱり日本人とアメリカ人では恐怖を感じるポイントがぜんぜん違うみたいですね〜。
日本人的には一連の現象の正体が悪魔というのは微妙〜に受け入れにくいと思う。しっくりこないというか…。しかもストーカー気質な悪魔て。
個人的に「でかい音でびっくりさせる作戦」が嫌いなのでその時点で評価はどん底、レンタル代すら勿体ないなーと思う作品でございました。

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ユージュアル・サスペクツ(1995/アメリカ)

ユージュアル・サスペクツ [DVD]
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ある夜、カリフォルニアのサン・ペドロ埠頭で船が大爆発。コカイン取引現場からブツを奪おうとした一味と組織の争いが原因らしい。27人が死亡、9100万ドルが消えた。生き残ったのは2人。しかも1人は重傷で、関税特別捜査官のクイヤン(チャズ・パルミンテリ)はただ1人無傷で生き残った男、ロジャー・“ヴァーバル”・キント(ケヴィン・スペイシー)を尋問する。


ミステリとして見れば使い古されたトリックで、更に映像化するとなると反則ギリギリの手だと思います。
でもそれとはまた別で、全編に張り巡らされたぴりぴりした緊張感がたまらんのです。
「なんでそいつ、日本系の名前?」の謎がとけた瞬間が一番スッキリしたかも(笑

事前知識は簡単なあらすじくらいにとどめておくのが吉。
身構えて余計な勘ぐりを入れながら見るよりも、流れに身を任せた方がおもしろい、はず。
一番いいのは「犯罪を扱った作品である」というところ以外はアーアー(∩゚Д゚)キコエナーイ( つД∩)ミエナーイしてしまう事かなー。

ところで当然のように感性や好みなんて人それぞれなので、他人が面白いと言っていたからって自分も同じ様に感じる訳はないんですよ。
もちろんそれはこの作品に限った事ではありません。
だから、自分が気に入らなかったからといって憂さ晴らしのようにネタバレしてるような捻曲がった子は口の中にカブトムシ突っ込まれればいいよ!!
という事でamazonのレビューは一切見ない方がいいです。

個人的にはびっくりできたし、にやりともしました。
でも多分ハードルを上げすぎるとがっかりする…と思うので、クライムもの好きだよーという方は何かのついでにでも、どうぞ!

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ボーン・コレクター(1999/アメリカ)

ボーン・コレクター [DVD]
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科学捜査官のライムは、4年前に傷を負い手足の自由を奪われてしまう。
ある日、パトロール警官のアメリアが無惨な変死体を発見。ライムは協力を求められ、動けない彼の代わりにアメリアが現場検分を行うことに。難解なメッセージを残し、次々と猟奇殺人を繰り返す犯人。そして明かされた驚愕の事実とは?!


リンカーン・ライムは四肢麻痺患者で、強制された『安楽椅子探偵』です。
しかしそれを補って余りある明晰な頭脳を持ち、ことニューヨーク(中でも特に地質や歴史について)に関しては生き字引みたいな人なのですが、デンゼル・ワシントンの雰囲気はこの設定にしっくり馴染んでる。

原作と比べると際限なく文句ばかりになるので、以下はオリジナル映画として観た感想です。

とあるタクシーに乗った後から消息を絶った富豪夫婦のうち、夫だけが無惨な死体で発見された事から物語は始まる。
妻のルービン夫人は行方知れずで、警察はライムの助力を求める。
やがてライムの推理から拉致されたルービン夫人は蒸気管の通った地下に監禁されていることが判明、緊急出動班とアメリアが急行する。
しかし一歩及ばず夫人は蒸気の餌食に…。
作中このシーンが一番インパクトあります。
一介の巡査であるアメリアにはそんな異常事態がすでに大ダメージだろうに、更にライムから「夫人を拘束していた手錠を完璧な状態で調べたいから彼女の手首を切断して外してくれ」って言われちゃうんですよ。気の毒すぎ。

で、この辺まではハラハラするんです。
ところがここからが…。二時間もある割に後半は駆け足展開で、かえって恐怖感が削がれてる。
それに要所要所で盛り上げ方の下手さが目につくのも頂けません。
第三の現場から持ち帰った証拠品に犯人の物とおぼしき指紋が→それを元に身柄判明→自宅へ突入の流れなんて、もっと緊迫感を与えられたと思うんだけど。
もちろんその指紋は偽物で、真犯人が時間稼ぎのためにわざと残したものなんだけど、描写として捜査がかく乱されているような様子がないから「だから何?」となる。
逆に最後のターゲットがライムであることにアメリアが思い至るシーンは好きです。
視聴者がキャラクターと一緒に思考するためにも、ある程度の引き延ばしって必要なんだと気づかされる対比。

真犯人は過去のとある事件絡みでライムに恨みを抱いている人物ですが、その『とある事件』の伏線がないのは視聴者に対してあまりにアンフェアだと思う。
それと、(犯罪なんてそんなモノかもしれませんが)動機と犯罪の規模の釣り合いがとれていないため犯人に関する説得力もない。

リンカーン・ライムという特殊なキャラクターが光っているだけでサスペンス映画としては凡作の部類。

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モーテル(2007/アメリカ)

モーテル [DVD]
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車が故障し、やむなく人里離れたモーテルで一夜を明かすことになった デビッドとエイミー。部屋に入り、ふとテレビの上のビデオテープに目を留めたデビッドは、何気なくそれを再生してみると、何と映し出されたのはリアルな殺人が行われている衝撃的な映像だた。 やがて彼は、観ているうちにふとある事実に気づく。それは、まさに今、自分たちが泊まっているこの部屋で撮影されているということに!いったい誰が?何のために!? 今も回り続けるカメラを発見し、自分たちがそこから逃げなければ次の被害者になることを確信する。すべてを見張られている中、二人はこの密室から脱出することができるのか!!


最愛の一人息子を亡くしたことから結婚生活の破綻を迎えた夫婦。
夫婦としての最後のドライブに出かけても、口をつくのはお互いへの不平不満ばかりで車内のムードは最悪。その上帰り道で車が故障してしまい立ち往生してしまう。
もう真夜中だし周囲に民家はないしガソリンスタンドは閉まってるし…ということで偶然見つけた寂れたモーテルに泊まることにした二人。

通された部屋はゴキブリが我が物顔で這い回り、水は錆色で、シーツも不潔…とひどい有様。
そのうち電話のベルがけたたましく鳴り響き、外からは執拗にドアをノックする音が。しかし電話の相手はなにも言わないし、外に出ても誰もいない。
そしてとうとう殺人鬼の襲撃が…

なんとなく『昔ながらのホラー映画』と表現したいような、そんな映画。
グロ描写に頼らず恐怖を演出しようという真っ向勝負の姿勢はそれだけで高く評価できる!
ストーリーはどこまでもストレートだしどんでん返しとかの面白いしかけがあるわけでもないんだけど、脚本がうまくまとまってる。
舞台がモーテルの狭い一室に限られているにもかかわらず、スリル感の演出が単調にならない辺りにもその辺りの巧さがよく現れています。
「殺され方」にウェイトを置いた『ホステル』とは違ってこちらは「いかにして逃げるか」を描いたストーリーですのでグロが苦手な方でも大丈夫。万人向けのサイコスリラーです。

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