殺人鬼と宇宙人とうさぎ。

Monthly Archives: 3月 2012

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31km(2006/メキシコ、スペイン)

31km [DVD]
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アガタとカタリーナの双子の姉妹は、両親を事故で亡くしてから、二人で助け合って生きてきた。ある夜、アガタはカタリーナの元へ車で向う途中、高速7号線31km地点で子供を轢いてしまう。事故を確認しようと車から出るが、逆にアガタが後続車に轢かれてしまう。カタリーナが病院に駆けつけるが、アガタは昏睡状態となっていた…。

原題:KILOMETRO 31/KM 31

敏雄君みたいな子供を撥ねた事から始まる不条理ホラー。

前半はどことなく邦画っぽい、じめっとした怖さ、不気味さが漂っていて引き込まれるものがありました。
だけど後半になって突然失速、それもいろんな要素を詰め込んでるのに失速するという珍しいパターン。
これから起きる悲劇を予測させる伏線や言葉の数々も生かされる事なく、尻窄みのまま終わってしまうのが残念。

幽霊の正体が植民地時代、川に身投げした母親とその子供のものだと判明するあたりまでがピークかな。
しかもその事実を教えてくれた老婆がいかにも怪しくて!


以下ネタバレ



この老婆の正体は自殺した母親の母親(ややこしい)。
老婆自身もまた幽霊であり、娘と孫を復活させたい一心でこの世にとどまっていた様子。
彼女はアガタとカタリーナを生け贄とすることで二人を蘇らせたいと考え、カタリーナに「私の言う通りにすればお姉さんを助けられる」と嘘を吹き込み導いていたのです。

計略通り、娘はアガタの身体に乗り移る事に成功。
昏睡から覚めたアガタはもはやアガタではありませんでした。


でもここで幽霊の一人勝ちで終わらないのがこの映画。
実は誰にとってもバッドエンドな内容だったりします。

カタリーナは姉を助けられずに死んでしまったし、アガタの魂も消えてしまい、母親はこの世に蘇ったけど子供はまだ霊となってさまよったまま(と予想される)…。
しかもアガタの身体は両足が切断されているから、自分で子供を捜しにいく事もできません。

この救いのなさは好きだったりしますが、いかんせん説明が分かりづらいのが痛手。
しかもせっかくの絶望ENDを煽るような演出が足りません。作った人の遠慮心が出てるとでも言いましょうか。
せっかくのどんでん返しに驚けないのは残念です。

カタリーナの母親の関連性もちょっとよくわからなかった。
多分、あの老婆がカタリーナを追いつめるための道具として母親の霊を操っていたとか、自身が母親に化けていたとかそんな感じなんだろうけど。
もうちょっと繋がりを明確にしてもらわないと、ただの余分なエピソードにしか見えません。

監督は自分の作りたい映画のビジョンをもっと明確にしてから着手すべきだったと思う。

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エイリアン3(1992/アラン・ディーン フォスター著)

エイリアン3 (角川文庫)
mobileエイリアン3 (角川文庫)

翻訳家さんがいい仕事してらっしゃいます。
文章を読みやすく美しく整形することに心血を注いでいるのがよくわかる。
作品の邪魔をしない程度の個性も感じさせ、物書きの端くれとして見習いたいところばかりでした。
キャラクターの書き分けも巧いし、一見翻訳物とは感じさせない滑らかな文体が読んでいて心地よかったです〜。

内容はおおむね映画(完全版の方)通りなので今更私が語ることなどなにもない(笑
バンビちゃんかわいいよバンビちゃん

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エイリアン(1979/アラン・ディーン・フォスター著)

エイリアン (角川文庫 724-1)
mobileエイリアン (角川文庫 724-1)

ディレクターズカット版が基盤となっていますが、こちらは映画よりもさらに細かい書き込みがなされていますので、1のファンは手元に置いておいて損はないかと!
映画のじんわりと迫ってくる静かな恐怖感も健在です。

あとビッグチャップちゃん可愛すぎるやろ……。
缶詰食い散らかしていくところとか(笑
さらに緑色のランプに興味津々でじーーっと見つめてみたり、猫のジョーンズにちょっかいを出してみたりと、ビッグチャップちゃんスキーとしてはこれらの描写に心からのGJを送りたいです。

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サイレントノイズ(2004/カナダ、イギリス、アメリカ)

サイレントノイズ [DVD]
サイレントノイズ [DVD]
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建築家のジョナサンを襲った、妻・アンナの死。悲しみにくれる彼の前に現れた謎の男がEVPで録音されたアンナの声を聞いたと告げる。最初は気にしなかったジョナサンだが、EVPに関わった人々の不可解な殺人事件や怪奇現象が続発し、とりつかれたようにEVPにのめり込んで行くが…。


死者と生者の交流を描く感動系ホラーなのかなと思いきや、どちらかというとサスペンス的な映画でした。
題材は面白いし雰囲気も悪くないのですが、話の軸が安定しておらず「だからなんなの?」というような印象になってしまっている気がします。
作り手がEVPというメイン素材を持て余してしまっているのはちょっと問題じゃないかと。
やり方によっては絶対にもっともっと面白い映画になったはず!かえすがえすも残念です。

デボラ=カーラ・アンガーは「サイレントヒル」のダリア役が印象的なのですが、本作でもどことなく影のある女性を好演しています。

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ショック・ウェーブ(2006/アメリカ)

ショック・ウェーブ [DVD]
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ハワイへ飛行中の政府チャーター機が、嵐の太平洋上で消息を絶つ。そのジャンボ機には、米軍が開発した戦闘用ロボット“ショック・ウェーブ”のプロトタイプが2台、極秘で積まれていた。通常の爆弾では破壊不可能な、コバルト合金製のボディ。最新火器を搭載し、人工知能で動くこのロボットは世界の軍事バランスを一変させるハイテク兵器だった。そのロボットが自我に目覚めた時、人類に対して無差別殺戮を開始した…。

原題:A.i. ASSAULT/SHOCKWAVE

気合いの入っているはずのパッケージからしてダッサいですが実物はもっとダッサいので安心していいです。
『宇宙戦争』のトライポッドを縮めて極限まで安くした感じかな…。

超強力レーザーで何でも分解するよ!(`・ω・´)
最新鋭の合金でどんな攻撃もはね返すよ!(`・ω・´)
通常の爆弾なんかじゃ破壊不可能だよ!(`・ω・´)
超早いディスクカッター投げるよ!(`・ω・´)
つよいよ!(`・ω・´)
…などなど、胃もたれがしそうな厨二的ハイスペックであるにも関わらず、4本の足をうねうねさせながら歩く姿は酔っぱらいの千鳥足
もっと小型で和やかな性格(?)だったら家にも1匹欲しいなあと思える程度には愛嬌があります。

ストーリーは終始だらだらしていて褒められる部分がほとんどないのですが、2体のショック・ウェーブ君により魔改造された博士が登場する場面ではこらえきれずに笑ってしまいました。

ショック・ウェーブ君もダサいけど劇中BGMがまたとんでもなくダサいのでこれは是非一度聞いていただきたいと思います。ぐんにゃりしたいときにおすすめです。

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ザ・リング(2002/アメリカ)

ザ・リング [DVD]
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悪夢を映したような映像が流れるそのビデオテープを見た人間は誰であれ、ちょうど7日後に必ず死ぬ――まるで、どこかの街で流布されている都市伝説ででもあるかのようなその話を聞いたとき、新聞記者のレイチェルは、にわかには信じることが出来なかった。そのテープを見た4人の若者が、全員1週間後に謎の死を遂げるまでは…。
レイチェルはテープの謎を突き止めるため独自に調査を開始する。そして、ついに問題のテープを見つけ出すことに成功する。が、ふとした隙に、レイチェルの幼い息子がテープの中身を見てしまうのだった…。


日本版に忠実ですね!
それでいてハリウッドらしい親しみやすさみたいなものがプラスされている分、日本版とはまた違った気持ちで観られます。
私はどっちも好き!
そうそう、やはり日本とアメリカでは「怖い」と感じるベクトルが全然違うんだなあと実感できたりも。

あとサマラちゃんが怖かわいいです。(*´Д`*)

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ザ・リング2(2005/アメリカ)

ザ・リング2 [Blu-ray]
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あの忌まわしい事件から半年が経った。レイチェルはオレゴン州アストリアに息子と共に引っ越し、地元の新聞社で働いていた。ある日、高校生が変死し、その遺体の形相を見たレイチェルはサマラの呪いがまだ存在することを確信する。


前作はアメリカ人監督だったけどジャパニーズホラー的、今作は日本人監督なのに大味アメリカンホラー。
前作は個人的にとても好きだったんですけど、これはダメでした。
監督の自己満足だけ!!で作られているような印象が拭えず、視聴者は終始置いてけぼりにされます。
呪いのビデオが関係ない時点で「リング」を否定してしまっているし、幽霊が子供に憑依する映画を撮りたいなら別の題材を選べばいい。

一番面白かったのは井戸の垂直な壁を己の腕力だけでひょいひょいっと登るレイチェルの人間離れした姿かな…。

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ストーカー (2011/アメリカ)

ヒラリー・スワンク『ストーカー』 [DVD]
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ブルックリンにある豪華なアパートで一人暮らしを始めた美人女医ジュリエット(ヒラリー・スワンク)。アパートのオーナーマックス(ジェフリー・ディーン・モーガン)とも仲良くなり、充実した日々が始まる。一方、彼女はなぜか常に『誰か』からの視線が気になっていた…。実はマックスは彼女のストーカーで家中に仕掛けをし彼女を監視していたのだ…。何もしらずマックスとの関係を進めるジュリエット。しかし元彼と再会し、復縁しようと決めたことがマックスの逆鱗に触れる。マックスは遂にその本性を現し始め…。


とにかく、ストーカー男の感情に乏しい眼が怖い。
カメラワークがホラー的で不安を煽ってくれます。ただ、問題はこの作品がホラー映画じゃないってこと。裏を返せばサスペンス色が薄い。

主人公はよくも悪くも普通のキャラクターなので、マイナーな女優さんが演じた方がリアリティがあってよかったのではないかと思います。
ヒラリー・スワンクは存在感も演技力もあるけど、この作品に関してはそこが裏目に出てしまっている印象。見ていても感情移入がしづらいです。
しかし実際無名の女優がジュリエット役を演じたとして、この作品を観ようと思うか?と聞かれると…。結局、作品としての質がいまいちってことなのかも。

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ルール4(2002/アメリカ)

ルール4 [DVD]
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とある観光船から男が転落してスクリューに巻き込まれ死亡した。警察は事故として調査していたが、「彼が突き落とされるところを見た」という証人が現れ……


原題は『GLORY DAYS/DEMON TOWN』…ということで、どうもGLORY DAYSというテレビドラマから1話と9話と8話を抜き出してくっつけてリリースしたものらしい。
これ反則じゃないの…。
ちなみに制作年は古く、1990年。シーズン1で打ち切りを食らったシリーズだそうです(=面白さは…お察し下さい)。

1話目はあらすじ通りのお話。男が突き落とされるところを見たというのが主人公のマイクで、警察に証言を信じてもらえない彼は犯人探しに奔走します。
かるく背景を説明すると、舞台はグローリーという小さな島。
この島では不可解な事件が頻発しています。
ポストに魚の死骸が突っ込まれるといったようなイタズラに近い事件なんだけど、警察にも犯人がわからずお困りの様子。

主人公のマイクは自分の父が殺されたと思っていて、そのことをテーマにした半分自叙伝のような小説を出版している。
その中には故郷グローリー島の人々をモデルにした人物がたくさん出てくるのだけど、その所為で彼はみんなから煙たがられてるらしい。

で、そんな彼の妹とその友達数人が「命令ゲーム」をやっていることが判明するわけです。
ボードゲームの形態で、引き当てたカードに書いてある事を実行しなければならないルール。
その内容は「髪を紫に染めろ」「鼻にピアスをしろ」そして「船から突き落とせ」……

2話目は殺人ピエロの話。
なんだか知りませんが島にピエロが大量発生していて(なにかのフェスティバル?)、その中の一人によって首切り連続殺人が行われている様子。
1話目もそうでしたが容疑者になるような登場人物が少なすぎて犯人の目星がつけやすすぎる。
動機についても伏線もなにもあったもんじゃないので、謎解きしてもらったところで「ああ、そう…」としか言えない。

3話目。
やはり何かのフェスティバルの場で、(マイクに言わせれば)不可解な事故が起こる。
狙われたのはデニースという美女で、その場では救出されるもののその後何者かに襲われ死亡。
これもまた唐突感が拭いきれないストーリー。

いずれも30分ちょっとの話なので非常に淡々と事件が解決してしまう印象。
起承転結の起承にあたる部分は盛り上がるのに、転結にさしかかると急にしぼんでしまう。
元々30分しかないってのはちょっと考えられないので、日本側で勝手にあちこちカットしてるんでしょうね。

ルールシリーズのタイトルを借りたいなら都市伝説を扱った作品なんて腐るほどあると思うんだけど。

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フロム・ダスク・ティル・ドーン3(2000/アメリカ)

フロム・ダスク・ティル・ドーン 3 [DVD] mobileフロム・ダスク・ティル・ドーン 3 [DVD]

絞首刑を受ける強盗団の首領ジョニーは壮絶な銃撃戦の末、脱出に成功。一方、作家のアンブロス・ビアスとニューリー神父夫婦は、道中ジョニーの強盗団に襲われ、荒野の果てに建つ怪し気な宿場“ティティ・ツイスター”へ逃げのびるのだったが……。

原題:From Dusk Till Dawn 3: The Hangman’s Daughter

困った時の前日譚。
ということで第3作目は1900年代初頭のメキシコが舞台です。

作家のアンブローズ・ビアスは実在した人物。
短編小説『アウル・クリーク橋の一事件』や『悪魔の辞典』などを執筆した作家であり、南北戦争の兵士でもあった人で、実際に1913年12月以降消息不明になっています。
彼は大変な毒舌家であったことでも有名で、映画の中でも小気味よい台詞の数々を見せてくれます。
彼の消息不明の理由がもしもこうだったら…!? 不謹慎だけど夢が広がる。

ヒロインは処刑人の娘、エスメラルダ。
ジョニーにさらわれたと言うか勝手についてきたと言うか…
エスメラルダの母親はすでに亡くなっており、父は処刑人として健在ですが娘にはかなり辛く当たっている様子。
実は彼女の出生にはとある秘密があるのですが……
あ、多分ご想像の通りです(笑

主人公のジョニーは登場人物たちの中で一番『人間的な怖さ』を備えている人だと思う。
応援したいようなしたくないような…。

それから、「あんたの弟子にしてくれ」と言ってジョニーの元に転がり込んできた子供(リース)。
のちに「態度がウザい」という理由からジョニーによって縛り首に処され、しかし死なずに宿場に乗り込んでくる。


1の時代違いリメイクあるいはパロディってイメージ。
だから大筋はほとんど変わらない。けど、主役のキャラが1の兄弟とはまったく違っているので新たな視線で楽しめる。

1のような急激な変貌ではなくて、かと言って2の最初から全力投球な展開とも違う、じわじわと不調和が忍び寄ってくる感じがホラー映画的で良いです。
濃いキャラが集まってるわりにその設定が100%生かされていなかったり、ラストに向かってしぼんでいくような印象は拭いきれなかったけど、2よりは素直に楽しめました。

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