殺人鬼と宇宙人とうさぎ。

Monthly Archives: 8月 2012

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白い服の男(1977/星新一・著)

白い服の男 (新潮文庫)
白い服の男 (新潮文庫)
mobile白い服の男 (新潮文庫)

10編のショートショートが収録されています。

表題作の『白い服の男』は戦争という概念を一掃した理想的な世界であるはずが、その理想郷を維持するためにやっている事は戦争と変わらないってとこが何とも皮肉。

老人と孫』は題材も展開もそれほど奇抜なものではないのに、なぜか薄ら寒い恐怖を覚えてしまう。

テレビシート加工』は、神経質な私からすると想像するだけでギャーッってなります(笑)
24時間どこを見ても何かが動き続けてるとか耐えられそうにない…。

死者の世界にも生者を呼び出す霊媒師が存在するのではないか?という発想が面白い、『興信所』も好き。

時の渦』は本書最後の作品ですが、ラストを飾るに相応しい完成度です。
最初は不思議系ほのぼのオチかな?と思い、でも次第に満ちていく不穏な空気にこれは住む場所が無くなるって言う絶望オチか?と考え直し、本当のオチに度肝を抜かれた。そうくるか!
しかしこれは信仰に関係なく巻き込まれちゃうんですかね?そう考えると迷惑な話ではある…

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イントルーダーズ(2011/スペイン)

イントルーダーズ [Blu-ray]
イントルーダーズ [Blu-ray]
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ジョン(クライヴ・オーウェン)の最愛の娘ミア(エラ・パーネル)は、大きな木に開いた穴の中から、偶然古い手紙のようなものを見つける。そこにはおぞましい“顔なし怪人”のことが書かれていた。ある日、ミアは自分の部屋にその“顔なし怪人”の気配を感じるようになる。そして遂に“顔なし怪人”は彼女の前に姿を現すと、肉体を奪おうと襲い掛かってきた。ジョンにより救われたミアだったが、心に大きなショックを受けてしまう。そして“顔なし怪人”は別の場所でも、1人の少年と母親に同様の恐怖を与えていた。全く関係がないと思われた2人の子ども。しかし、その繋がりが明らかになる時、そこには驚愕の真実が待ち受けていた!


アイディアや映像効果はいいのに、肝心のストーリー構成がぼんやりとしていて軸が安定していない印象。
特に前半は同じ事の繰り返しでなかなか話が進まずイライラしました。登場人物の紹介にすらなっていないだらけた展開をどういう気持ちで観ていればいいのかわからなくて。
“顔なし怪人”に脅かされるマドリードの少年とロンドンの少女を交互に描くという演出方法は効果的だと思うのですが、毎回切り替えのタイミングが悪すぎる。ちょっと細切れにしすぎですね。
いいところでブチブチブチブチ寸断されるものだから、まったく話に入り込めません。

後述しますが、この映画はラストへ収束する展開が秀逸です。だけどラストを楽しむためには最初からじっくり観ていないとダメで、ぼーっとしていると「は?」ってなると思うんです。
にもかかわらずとにかく余分な箇所が多くて、腰を据えて向き合うにはちと辛い…。

しかしながら、1時間20分あたりから明らかになる“少年”と“少女”の関係には驚かされました。
改めて観てみると伏線は多かった。序盤のお茶会シーンでミアの祖母が顔を出していないこととか。
“顔なし怪人”の正体についても納得のいくものになっており、こうなるとなおさら「脚本はいいのに構成が!」と残念に思ってしまう。

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コンテイジョン(2011/アメリカ)

コンテイジョン Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
コンテイジョン Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
mobileコンテイジョン [Blu-ray]

香港出張からアメリカに帰国したベスは体調を崩し、2日後に亡くなる。時を同じくして、香港で青年が、ロンドンでモデル、東京ではビジネスマンが突然倒れる。謎のウイルス感染が発生したのだ。新型ウイルスは、驚異的な速度で全世界に広がっていった。 米国疾病対策センター(CDC)は危険を承知で感染地区にドクターを送り込み、世界保健機関(WHO)はウイルスの起源を突き止めようとする。だが、ある過激なジャーナリストが、政府は事態の真相とワクチンを隠しているとブログで主張し、人々の恐怖を煽る。その恐怖はウイルスより急速に感染し、人々はパニックに陥り、社会は崩壊していく。国家が、医師が、そして家族を守るごく普通の人々が選んだ決断とは──?


【恐怖】は、ウィルスより早く感染する――というキャッチコピー通り、異常事態を前に恐怖に侵された人々を描いた作品です。
こういったパンデミック作品にありがちなわざとらしい盛り上がり点を挿入しない事によりリアリティのある仕上がりになっていますが、逆にそこが退屈に感じてしまうかも。
エンターテイメント性は低いので、人を選びそうな映画です。
この地味なリアリティに同調できる人ならきっと下手なホラー映画よりも怖く感じるはずですが、でも映画というよりは教材のようなこの作品は退屈に感じる人の方が多そうだ。

ラストでウイルスの発生源が明らかにされますが、これはちょっと出来すぎているというか、せっかくのリアリティに亀裂を入れる程度には非現実的かな。

今作の舞台となったアメリカでは結構早いうちにあちこちで暴動が勃発し、力づくによる有効薬の争奪戦も起こっていましたが、このへん日本だとどうなんでしょうね。
そういった「もしも」を考えながら観るとなかなかに興味深い映画だと思います。
群集心理って怖いね。

個人的に「おおっ!」と思った点はAVPでレックスを演じていたサナ・レイサンが出演していたところ(笑
彼女の浅はかな行動も外野からしてみれば呆れるほかありませんが、でも自分が同じ状況に置かれたら、きっと彼女と同じ行動を取ってしまうだろうな。

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午後の恐竜(1977/星新一・著)

午後の恐竜 (新潮文庫)
午後の恐竜 (新潮文庫)
mobile午後の恐竜 (新潮文庫)

11編のショートショートが収録されています。

視線の訪れ』は…展開はともかく、オチにピンとこない。既婚者の方なら理解できるのでしょうか。

逆にオチが秀逸だと感じたのは『理想的販売法』。完全に不意をつかれて笑ってしまった。

おれの一座』は起伏に富んだプロットが「さすが」と思わせる。しかしこの話を読む限り、星さんの夢はモノクロだったのかな?

でもやっぱり本書での一番は表題作である『午後の恐竜』です。
理屈をこねくり回すことなく淡々とえがかれる不思議な現象、そしてやがてたどり着く、あまりにも切ないラストシーンに思わず涙。文句の付けようのない名作。

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ペントハウス(2011/アメリカ)

ペントハウス [DVD]
ペントハウス [DVD]
mobileペントハウス [DVD]

高層ビルがずらりと建ち並ぶニューヨークのマンハッタンでひときわ威容を誇り、天に届かんばかりにそびえ立つ〈ザ・タワー〉。
そこの居住者のスーパーリッチな日常を陰で支えるのは、管理マネージャーのジョシュをリーダーとする使用人たち。居住者のいかなる要望にも応えようと日々奮闘する彼らは、ささやかな給料で慎ましい生活を営む平凡な庶民である。
ところがある日、ウォール街の帝王たるペントハウスの住人、アーサー・ショウが、全米を揺るがす金融詐欺事件を引き起こし、使用人たちの年金までも着服していた事実が発覚したのだ。
自らの大切なお金を取り戻すことを決意したジョシュと使用人たちは、泥棒のスライドを助っ人として仲間に引き入れ、ショウの隠し金20億円が眠るペントハウス攻略作戦を実行するのだった…。


wikipediaでも触れられてますが「オーシャンズ11」に非常ーに似ている。
かといってあっちと同じような緻密さを期待するとがっかりすると思いますので、こちらはあくまでもコメディ目線で観るべきかと。

コメディ映画としてはなかなか面白かったです。いや、面白いというより楽しい映画かな?キャラクター同士の軽快な掛け合いがイイ。
全体的にかるーいリズム感で非常に親しみやすい作品になっているのではないでしょうか。ストーリーも王道的で主人公側に感情移入しやすいものになっていますしね。

しかしベン・スティラーも歳取ったなあ…。
あとエディ・マーフィーがエディ・マーフィーである事にしばらく気づきませんでした。こちらは歳というより、なんだかオーラがなくなっているような…。
しかしまあこの作品はベン・スティラーが主役ですから、あえて彼に花を持たせたと考えるべきなのかもしれませんね。
ティア・レオーニ演じるFBI捜査官が非常にかっこよかったです。

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殺人鼠 KILLER RATS(2003/アメリカ)

殺人鼠 KILLER RATS APS-67 [DVD]
殺人鼠 KILLER RATS APS-67 [DVD]
mobile殺人鼠 KILLER RATS APS-67 [DVD]

ある精神病院の秘密を暴くために患者に成り済まして病院に潜り込んだ新聞記者のジェニファーは、院内を探っているうちに患者が次々と姿を消していることに気づく。職員達からは他の病院に転院したと聞かされるが、納得できない彼女は真相を突き止めようと動き出す。
そして、かつて院内でウィンズロー博士によって行われていたネズミを対象にした動物実験にたどり着く。実験は中止されたものの、凶暴化したネズミ達は生き延びていて――


実写のネズミたちはちっちゃくて模様もいろいろで可愛いです。
ただCGがやっぱりそれなりかなあと…。ここをもう少し頑張ってくれればもっといい作品になっていたと思うので残念。

とはいえ全体的にはよくまとまっているパニックホラーで、この手の作品が好きな方なら楽しめるかと思います。少なくとも私は楽しめました!
前半の一人一人犠牲になっていく展開も後半のクリーチャーモノみたいな勢いのあるノリもどちらも好きです。グロ描写はしっかりめ。
ただラストがものすごいあっさりでちょっと拍子抜け。アニマルパニック映画お約束のオチはしっかりついてます。

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妖精配給会社(1976/星新一・著)

妖精配給会社 (新潮文庫)
妖精配給会社 (新潮文庫)
mobile妖精配給会社 (新潮文庫)

35編のショートショートが収録されています。

表題作の『妖精配給会社』は、真っ先に「こんな四六時中媚びへつらってる“妖精”にまとわりつかれるとかすごくウザそう」と思った。

なんでも金銭で解決する現代を皮肉った『ごきげん保険』は、実際にあったら加入する人も多そう。

作るべきか』は内容とタイトルが噛み合っていないように感じるけど、タイトルからオチを推測されないようにでしょうか?

遺品』は「そして、私の目は、銃口の奥を覗くことができた」という締め方にぞくりとさせられます。

春の寓話』は「そのへんにいくらでもいる」レベルの顔で性格が従順なら十分じゃないの?と思うんだけど…。

固定観念を逆手に取った『輸送中』も好き。

天使と勲章』は、主人公はガッカリしていましたが私はあの能力ほしいです。切実に。

終末の日』は「トゥルーマン・ショー」を思い出した。この話を本書の最後に持ってきてるのが洒落てる。

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アナコンダ2(2004/アメリカ)

アナコンダ2 [DVD]
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不老の秘薬を求め利権に群がる人間たちが密林に足を踏み込んだ、それが阿鼻叫喚の蛇地獄の始まりとも知らずに。触れてはならない聖域を犯してしまった彼らに待ち受けていたのは、おびただしい数の邪悪な生き物たち。欲が渦巻きお互いが疑心暗鬼になる中、容赦なく人間を飲み込んでいくアナコンダたち。果たして生き残れるのは誰なのか?すぐそばにアナコンダは潜んでいる。


アニマルパニックモノの続編お約束『今度はいっぱいでてくるよ!!』をしっかり踏襲しています。
その弊害として一匹あたりの強さが劣化してしまうのはもう仕方ないですね…。
エイリアンですらそうだったし。

とはいえ私はこの映画好きです。
薄暗い密林の風景はそれだけで息が詰まるようだし、まるで終わらない悪夢のように酷い方向に転がり続けるストーリーは飽きがこなくて楽しい。
蛇が本格登場するまで結構時間がかかりますが、その分一つ一つのシーンにインパクトがあっていい感じです。沼での大蛇の動きはかっこよかった。

調子のいいアホキャラが一番最初に死ぬのもセオリー通りで安心(笑
逆に意外だったのは生き残りが多かった事かな?主人公とヒロインだけ生き残りパターンかなーと思ってたので…。

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ディープ・ブルー(2003/イギリス、ドイツ)

ディープ・ブルー スペシャル・エディション [DVD]
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200ヶ所というロケ地で7年かけて撮影され、「生きる」ことの意味を強く心に焼き付ける海洋ドキュメンタリー。


こういうドキュメンタリー映画って結構当たり外れが大きくて、プロパガンダ的な作品が多いんですよね。こっちは生物の自然な姿や景色を観たいだけなのに反捕鯨思想を押し付けられた日にゃあもう…。
反日も反捕鯨も結構ですけど“生物ドキュメンタリー”でそんなコト主張されても…みたいな。

さておき、この作品はそういった個人の思想の押しつけがないため、誰でも安心して楽しめる内容に仕上がっていると思います。
とにかく映像が美しいので、できればブルーレイをおすすめ。
これCGじゃないの!?と思うくらい、くっきりクリアで素晴らしいんですよ!
“生命”そのものを感じられる躍動感あふれる映像が90分間にぎゅっと凝縮された贅沢な作品でした。

解説は英語と日本語(吹き替え)の2種類。解説と言ってもあまりディープなものではなくて、映像にちょっと説明を添えている程度です。
マイナーな生物もたくさん登場するので、それらの名前も一つひとつ教えてくれたらもっと良かったんだけど。
反面、小難しい解説もないので思う存分海中風景に没頭できるという利点もあります。観るというよりは眺める映画でしょうか。
解説無しも選択可能につき、作業用BGMにもぴったりです。

また、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が奏でる重厚で力強い音楽が映画に華を添えており、こちらにも注目。

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TEST10 テスト10(2011/アメリカ、カナダ)

TEST10 [DVD]
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たった2週間の実験に協力するだけで3千150ドルの報酬。その高額報酬を餌に10人の被験者が集められた。
大学生のグレッグもそのひとり。春休みの旅行資金を稼ぐために気軽に参加を決めたのだ。しかし簡単だと思われた実験は思わぬ展開に…被験者が次第に暴走を始めたのだ!果たしてこの実験の真の目的とは!?


投薬により驚異的な再生能力を得る引き換えに本来備わっている「不快感」を失っていく被験者たちの話です。
不快感を失うにつれ、部屋中にうごめくゴキブリの群れの中でセックスしたりミミズ入りのパスタも腐敗した動物の死骸も平然と食べたり…ととにかくそういった描写にやたら気合いが入っていて気持ち悪いです。この映画においては褒め言葉でしょうけど。
人体破損シーンも多いので苦手な方は注意。

プラセボ被験者である主人公一人だけはこの薬を投与されていないため正気を保っており、彼がいかにして施設内から脱出を図るかというのもメインテーマの一つ。
グレッグの中の人は「トランスフォーマー」「13日の金曜日(リメイク版)」ではろくでもないキャラを演じてましたが、一転、今回は友達想いのいい奴です。

なんかいろんなジャンルごちゃ混ぜな映画だなーという印象で、開始30分過ぎても一体どういうベクトルの作品なのか分からなくてある意味面白かった。
虫系→esみたいなサイコムービー→ゾンビ みたいな感じ? ベースはスプラッタホラーですね。

しかしオチ…もうちょっと救いがあるパターンでもよかったと思うんだけどなあ。

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