殺人鬼と宇宙人とうさぎ。

Monthly Archives: 12月 2013

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コリドー(2010/カナダ)

コリドー [DVD]
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結婚して家庭を持った者、その日暮らしをする者など、別々の道を進んでいた高校時代の親友5人が、雪山の奥に建つ山荘で久々の再会を楽しむことに。そんな彼らが山中を散策していると、不思議な輝きに覆われた光の道が突如として現われる。恐る恐る光に触れた途端、他人の思考を読み取れたり、肉体が不死身化したりと、それぞれに特殊能力が宿るように。人知を超えたパワーを得て感嘆する5人だったが、ふとしたことから特殊能力を使った殺し合いを始めてしまう。

原題:THE CORRIDOR

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CORRIDOR02
久しぶりに集まる仲間、雪山、不思議な力…とくれば自然とドリームキャッチャーを思い出す私です。
ところが、あちらの『友情』とこちらの『友情』は明らかに種が違っていて…。
こちらはさまざまな打算や怠惰やしがらみが組み合った結果としての友情であり、まるで崩れやすい砂のよう。
5人それぞれに眼を向けてみても、非常に不安定な人物ばかりであることがわかります。

妻との間に子供が出来ないのに悩むジム、頭髪がコンプレックスのボブ(ことあるごとにジムをからかうことで鬱憤を晴らしてる)、エヴはバーの下働きに劣等感を感じていて、クリスは希望の見えない将来に不安を抱えてる。
そして主人公のタイラーは母親の死を境に精神を病んでからというものずっと精神病院に入っており、最近退院したばかり。
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4人の中には錯乱したタイラーにナイフで斬りつけられたり突き刺されたりした人もいるので、今でもタイラーには不信感が残ってる状態。
それでもこうして付き合いが続いてるってのは凄いと思うけど。

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心が読めるという設定も、特に生かされている訳でもなかったですね…
不死身っていうのはもっとわかんない。『そういう設定がある』って説明だけで完結してしまっているような。
そもそもが説明不足なんですよこの映画。
物語が進めば進むほどに細部を詰めることを放棄して、雰囲気だけで押し切ろうという魂胆が見え見え。

CORRIDOR05

スティーブン・キングが好みそうなテーマだけど、彼とは違って『怖さ』の描き方が抽象的すぎるのだと思う。
“コリドー”という不思議な存在を怖がればいいのか、望まず押し付けられた不思議な力を恐れればいいのか、それとも人間の業に顔をしかめればいいのか…。

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盛り上げられるタイミングをことごとくはずしてしまい、結果的に全体的にフラットな、印象の薄い映画に仕上がってしまっている。
5人の絆もあるんだかないんだか。
最初は強かった結束が“コリドー”によって徐々に壊されていく描写にした方が不条理さが際立って怖かったんじゃないかなあと思うので、残念。

そんななか、最も印象的だったキャラはボブ。
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どうしてかは言わなくてもわかるよね!
これで頭皮のことに触れられるとマジギレするから始末に負えない。こんなんいじってくれって言っとるようなもんやろ……

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エイリアン・パンデミック(2005/イギリス、アイルランド)

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厳しい冬に見舞われた、とある湿地農場。経営に行き詰まった農場経営者ダン(ジョン・リンチ)は、バイオ研究所による実験への協力に同意する。獣医のオーラ(エシー・デイヴィス)は、実験を施した牛が産気づいたとの知らせを受け、農場へやってくる。必死の介助の末に生まれた子牛は、臓器が巨大化した形成異常だった。科学者ジョン(マーセル・ユーレス)が行っていたのは、繁殖力の強い牛を作り出す実験だった。そして、驚くべきことに、子牛は妊娠していた。子牛の体内にいたのは、想像を絶するおぞましい姿の6匹の幼体。ジョンは、感染の防ぐため農場を隔離しようとする。しかし、既に手遅れだった。混乱状態の中、オーラの死体が発見される。腸を完全に食い尽くされ、腹を突き破って出ていった痕跡が認められた。繁殖だけを目的に宿主を求め、恐るべきスピードで成長しながらウイルスをまき散らしていくエイリアンたち。感染は歯止めなく拡がり、奴らは次々と生まれる。もはや救いの術はないのか?

原題:ISOLATION

なに?女王陛下バカにしてんの?お?お?(^ω^#)
と思いつつやっぱり気になっちゃうよねこのパッケージ。
ということでエイリアンシリーズとは似ても似つかない、バリバリ地球が舞台なウイルスパンデミック映画です。

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クリーチャーパニック系のTVMって共通した独特のノリみたいなものがあると思うんですけど、これは予想を裏切ってローテンションなムービーでした。
BGMがほとんど無くて、人物のセリフや牛の声が際立つの。

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何か来るぞ来るぞ…という焦らしや、何が起こっているのか分かるようで分からない、そのもどかしさを怖いと感じる人向け。
クリーチャーがババーン!と出てくるタイプが好きな人には楽しくないと思う。

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主人公もいたってローテンション。
登場人物は少ないながらも、そのキャラクター付けはしっかりとしており濃密。
普通なら補正がかかるようなキャラがあっさり死んでしまうあたりに一種の緊迫感を感じる。

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逃避行中のカップルの彼女が美人さんです。

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ウィルス性のその生物は、宿主の体内で成長し、やがて宿主の内臓を食い破って体外に生まれ落ちるっていう厄介な設定。
生まれた幼体は他の動物に噛み付いてウィルスを注入することでどんどん増えます。


alienpandemic07

そもそもなんでそんなものが発生したのか?については「いや、遺伝子実験で…」の一点張り。
この説明を極限まで省いた姿勢に好みが分かれるところだと思いますが、個人的にはその潔さがお気に入りだったりします。
不思議と手抜きっぽくは感じないんです。
クリーチャーの全貌といいウィルスの成り立ちといい、秘密主義を徹底することでバランスが取れているからじゃないかなって思う。

敵はエイリアンじゃなくて遺伝子実験の末に生まれた生き物であることに留意することと、アメリカーンなノリを期待しなければ十分に楽しめます。

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スプラッター・ナイト 新・血塗られた女子寮(2009/アメリカ)

スプラッター・ナイト 新・血塗られた女子寮 [DVD]
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大学の女子寮に住む仲良し6人組。恋人の浮気に悩むミーガンは、仲間たちとある計画を実行する。それは、恋人ギャレットに自分が突然死したと思わせるイタズラだ。計画通りギャレットを騙した彼女らは、ギャレットと共にミーガンを人気のない廃坑に運び出し、遺体を隠そうと芝居を続けていた。その時、パニックに陥ったギャレットはタイヤレバーでミーガンの胸を突き刺し、本当に殺してしまう。彼女たちはこの事故を隠蔽するため、死体と凶器を隠し、一生の秘密だと固く誓い合った。それから8ヵ月後、卒業パーティーの最中に、彼女らのもとに一通のメールが届く。そこには、封印したはずの血まみれの凶器が写っていて・・・。

原題:Sorority Row

SPNIGHT05
SPNIGHT07
1980年代に作られた『スプラッター・ナイト/血塗られた女子寮』のリメイク、らしい。


SPNIGHT01
事件を境に『永遠』だったはずの友情に亀裂が生まれ…みたいなよくあるパターンです。
ズッ友だょ・・・!みたいなこと言う奴に限ってこの程度だったりするのはもはや定番。
そもそも事件の隠蔽も、彼氏に見捨てられるのが嫌だからとか、奨学金を取り消されるのが嫌だからとかの自分本位な理由が寄り集まった結果なのでこうなるのは想定内ではある。
一応、主人公だけは警察に出頭することを訴えかけるのですが、他のメンバーが黙っているはずもなく。
主人公に繋がる証拠を死体とともに廃坑に遺棄されてしまったため、もし事件が明るみに出れば彼女が犯人として疑われる状況に追い込まれてしまう。この鬼畜っぷりよ…。

でねー、その時にリーダー格っぽいのが言ってのけたセリフに度肝を抜かれました。

あなたたちがミーガンだったらどう思う? きっと、他のメンバーが過去に捕われて生きていくなんて良しとしないと思うわ。だからミーガンのためにも、このことは無かったことにしてしまいましょう(真顔)

そうだね、私がミーガンだったら「全員死ねばいいのに」って思うけどね!


で、それから8ヶ月後…
ミーガン殺害の凶器が映ったメールが5人の元に届き、更にタイミングよくミーガンの妹マギーが登場するという急展開が!
SPNIGHT04

とっても『ラストサマー』的です。
復讐者は妹なのか、はたまた他の誰かなのか、あるいは5人のうちの誰かなのか…?
それとも殺されたミーガンの怨霊かもしれない。なかなか裏を読ませない演出が面白かった。


SPNIGHT02
せっかくかわいいのに顎周りだけが残念な彼女はブルース・ウィリスの娘のルーマー・ウィリス。
七光りパワーか実力かはさておき、露骨に『いい役』です。

いやあ、でも個性って大切なもので、彼女が一番キャラ立ちしてましたね!眼鏡も髪型も似合ってるし。
他の子たちはまあ当たり障りのない美人で、ともすれば誰が誰だか分からなくなってしまいがちだったんだけど。


そして忘れてはいけないのが、ショットガンを手に犯人を追い回すカッコイイ寮母さん。
SPNIGHT08
どんちゃん騒ぎで大事な寮を破壊されて(^ω^#)ピキピキとなりつつも、いざとなれば寮生を守るために全力を尽くす、庇護者の鑑みたいなおばちゃん。
「あんたなんて怖くないわ。こっちはアバズレ50人と暮らしてんのよ」が最高でした。

ネタバレ↓



犯人はなんと主人公の彼氏!
いやいや、作中にほとんど出てこないキャラを犯人にするなとあれほど…。
意外性を狙いすぎて「誰だっけ……ああ、あいつね」の感想しか沸き上がってこなかったです。
謎解きサスペンスにおいては、この「誰だっけ…」の数秒間が命取りになるのに。

こんな犯人、予想できる訳ないわ!
動機もすげえどうでもいい。説明するなら「大好きな主人公を殺人事件なんかに巻き込んだ挙げ句犯人の濡れ衣を着せようとしたビッチ共が許せなかった」。
男のヤンデレとかめんどくせー。超めんどくせー。

SPNIGHT09
『スクリーム』『ラストサマー』『ルール』が好きな人が、その手の亜種映画だと思って期待せずに観る分には良いのではないかと思います。

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ゴースト・スクール(2012/スペイン)

ゴースト・スクール [DVD]
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モデストは学校の教師。幽霊が見えて、話もできる能力のせいで、次々と学校をクビに。そんな中、新しく赴任した学校で、本領発揮のチャンスが。そこでは、5人の不良生徒の亡霊が居座り、学校を荒れさせていたのだ。モデストは、なんとかして彼らを「卒業」させ、学校を元の状態に戻さなければいけない。しかしこの生徒たちには、学校を離れられない事情があり、モデストは生徒たちに協力し、卒業を目指して奮闘していくのだった。

原題:PROMOCION FANTASMA

主人公のモデストは、幽霊が見える特異体質のせいで子供の時分からずっと変人扱いされてきた男。
特にティーンエイジャー時代、パーティーでそうとは知らず幽霊の女の子と踊ってしまい(周りからすれば彼が一人で踊っているようにしか見えない)さんざん笑われた経験は今でもトラウマ。
誰にも理解されない彼は、ずっと心を閉ざしたまま生きてきた。

だけど件の学校でとうとう出会ったのです…始めて自分を肯定してくれる相手に!
それまでどんよりとしてたのが、「あなたの能力は素晴らしいわ。あなたはまともよ」と言ってもらうや否や、急に晴れ晴れとした表情&うきうきした足取りになって町を闊歩するシーンには大いに笑いました。

きっと彼は幽霊が見えること自体がどうこうじゃなく、誰にもわかってもらえないことが辛かったんじゃないかな。
だってそれからは町中にいる幽霊にも自分から進んでコンタクトを取るようになるし。
ずっと死んでいるみたいに生きてきたモデストも、自分の能力を必要とされて始めて、これまでの自分から“卒業”できたのかも。


学校に住み着いている幽霊5人組というのは、妊婦のマリヴィ、本と音楽が好きなアンヘラ、酔っぱらいのピンクフロイド、体育会系のホルヘ、そしてリーダー格のダニー。
全員不良生徒…ということになってますが、女性陣2名は案外素直。
男性陣3名はそれに比べると確かに反抗的ですが、不慮の事故で死んでしまったことと長年の幽霊生活で退屈していじけちゃってるだけって感じに見えます。
ダニーが特にいじけてる。

彼らは80年代に学校で起きた火災によって命を落とし、それからずっと現場となった旧図書室(現在は閉鎖中)に住み着いてるの。
学校の敷地外には出られず、たまに教師や生徒を脅かして憂さ晴らししながら毎日過ごしてるらしい。
そんな中、ホルヘはゴス娘のエルサと出会うのですが、この二人の交流には大いにときめきました(*´`*)
友達も恋人もいないエルサは「生きていても楽しくなんてないし」と言って、ホルヘと一緒になるために自ら命を絶とうとするのですが…。


上で述べたように外に出られない彼ら。
もういい加減に成仏したい…という気持ちもあるようです。
教育委員会の視察を目前に控えた学校としても、彼らにはなんとしても出て行ってもらいたい。

そこでモデストが考えた成仏作戦は、彼らに勉強を教えてここを卒業させること。彼らの未練は高校を卒業出来なかったことだと考えたのですね。
やがて、そのかいあって全員を卒業させることに成功!
…が、何故か誰一人として成仏ならず。

実は本当に必要なのは『5人それぞれの“心残り”を取り除いてやること』だったのです。

マリヴィは彼氏のことが気になっているから、ピンクフロイトはもう一度ディスコで踊りたいから…
そして一番大きな心残りを抱えているのがダニー。それは彼らの死因にも関係する秘密。

正直、油断してたら何度も泣かされてしまった。
けど余韻はとっても爽やかで、リフレッシュしたい時にオススメ。気になったらレンタルして損はないです。
ハリウッドリメイクされるらしいけど、確かにこれはハリウッド向きのノリ!
そっちも早く観たいな~、楽しみ(が、製作がウィル・スミス……また息子ゴリ押しする気じゃないだろうな)。

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ビッグチャップ&お返事

※続きにお返事あります
(メールアドレスが記載されているお問い合わせには直接返信しておりますので、ご確認ください)

ビーたん目当てに小説版「トランスフォーマー」読み始めたんだけど映画と名前が違う人がおる…(:D)| ̄|_
バンブルビーじゃなくてバンブルなの?司令官は本当はコンボイさんて言うの?マイスターって何?牡蠣のこと?
ブロウルとメガザラックって初耳なんだけど?
私、実写映画版しか知らない超絶にわかなのでもうちんぷんかんぷんです。勘弁してくれw


そんな悲報とは関係なしに、宇宙の「かわいい代表」ビッグチャップたんをお届けいたします!
リボルテックだよー
DSC_8712
おリボンからお花の飾りにイメージチェンジ。
なんだかんだで一番いじり倒してるフィギュアだと思う。
手頃な大きさとガシガシ動かせる利点は強い。
私は人形からフィギュアに入ったせいか、ことのほか稼動フィギュアが大好きです。

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かわいいよかわいいよチャップたん…!

そういえば、モンスターアーツのバトルエイリアンめっちゃ楽しみ。
ウルフさんはムキムキモリモリマッシヴな体系が気になってスルーしちゃったけどこっちはもちろん予約済みだよ!
せっかくバトルエイリアンならグリッドVer.もほしいな。チャップちゃんの次にグリッドちゃんが大好き!

Read more →

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更新

ゲット・スマート(2008/アメリカ)
ザ・ホスピタル(2007/アルゼンチン)
ホステル(2005/アメリカ)※加筆修正
ホステル2(2007/アメリカ)※加筆修正
ゾンビ・アルカトラズ(2012/アメリカ)
ドラゴン・ナイト(2011/アメリカ)
U-900(2008/ドイツ)
ショーン・オブ・ザ・デッド(2004/イギリス)
ジンジャーデッドマン(2005/アメリカ)
エクスペンダブルズ(2010/アメリカ)
51[フィフティ・ワン](2011/アメリカ)
エリア52(2011/オーストラリア)
アナコンダ(1997/アメリカ)
トゥルーライズ(1994/アメリカ)
カミングアウト・オブ・ザ・デッド(2010/アメリカ)
ラン・オブ・ザ・デッド(2010/イギリス)
追跡車(2011/カナダ)
モデルズ・シークレット(2010/アメリカ)
ハロウィン(1978/アメリカ)

先輩と私(2008/森 奈津子著)
スリーピング・ドール(2007/ジェフリー・ディーヴァー著)
荊の城(2004/サラ・ウォーターズ著)
予期せぬ結末1 ミッドナイトブルー(ジョン・コリア著)

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予期せぬ結末1 ミッドナイトブルー(ジョン・コリア著)


予期せぬ結末1 ミッドナイトブルー (扶桑社ミステリー)
mobile予期せぬ結末1 ミッドナイトブルー (扶桑社ミステリー)

意想外の設定と冴え渡るラストのひねり。稀代のアンソロジスト・井上雅彦が贈る、海外異色作家短篇シリーズ、ついに始動!第一巻では、異才ジョン・コリアの傑作集をお届けする。皮肉な笑いと綺想あふれる作風で知られる名手の短篇から、未訳作と個人集未収録作を中心にセレクト。犯罪者に待ち受ける意外な陥穽を描く表題作ほか、美食ミステリーのパロディ作「完全犯罪」、天使と悪魔が恋の駆け引きを繰りひろげる「恋人たちの夜」など、犯罪と恋愛をめぐる珠玉の16篇を収録。

この本の話はどれも、完全な料理を提供してはくれない。
客は供された料理に自らの手で最後のスパイスを一振りしたり、シロップをかけたりしなければならない。与えられたものをただ口に運べばいい、と言うわけにはいかないのです。

タイトルこそ予期せぬ結末だけど、実際は一本道をたどるような作品が多い。
そしていずれの作品も、行間を読む能力を求められます。いかに想像力(いや、妄想力と言い換えてもいい)を膨らませられるかに全てがかかってる。

私にとっては正直ハズレ本でした。
剃刀の切れ味のサスペンスやミステリや180度ひるがえるどんでん返しが食べたかった…。
ジョン・コリアの世界は始めての私ですが、この本を読んで他の著作も読んでみたくなったかと言うと…残念ながら。

この著者の作品は、一言で表すならば『』(あ、これじゃ一言じゃなくて一文字だ)。
どの話にもとらえどころのない空気が漂い、煙に巻くような幕引きも多い。

「なるほど!やられた!」ではなく、「お、おう。」って感じ。どうしても腑に落ちない話もいくつかあった。
短編だけどサラサラ読んじゃダメ。一語一句噛み締めるように頭に叩き込みましょう。
その末に自分の中でパズルのピースが見つかった瞬間は気持ちいい。この感じが好きな人にはたまらんのかも。

最後にスパッ!と決めてくれる話が好きな人にはおすすめできません。

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ラン・オブ・ザ・デッド(2010/イギリス)


ラン・オブ・ザ・デッド [DVD]
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近未来のロンドン。巨大な製薬企業であるニューゲン社による新薬の開発中に、重大な問題が発生。臨床試験の被験者3万人に、肉体的な異常現象が生じた。彼らは突如凶暴化して人間に襲いかかると同時に、常識では考えられないほど圧倒的な筋力と運動能力が備わり、逃げ惑う人々を猛スピードで追い込んでいく。そして、彼らに噛み付かれた者は、同じように変貌を遂げ、やがて街はゾンビ化した人間たちで溢れかえっていくのだった。

原題:DEVIL’S PLAYGROUND

ゾンビが跳んでくる――。

ゾンビが跳んでくる――。

ゾンビが跳んでくる――。

もうね、このキャッチコピーに一瞬でノックアウトでしたね私。
まあ裏切られたんだけどね。裏切られたんだけどね。悔しいから2回言っとくね。


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なんでかは知らないけど、3万人の被験者の中で唯一発症が確認されていない患者アンジェラ・ミルズ(画像左)。
ゾンビの群れをかいくぐり、このアンジェラ・ミルズを探し出すこと、そして彼女を研究室まで送り届けるというのがメインテーマ。

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『ゾンビ・ハーレム』にも出演していたダニー・ダイア(画像右)は今回はジョーという名の水上警察官役で、勤務中に麻薬中毒の少年を誤って射殺したことから訴訟を起こされ、仮出所したばかり。


前半はゾンビ発生までのプロセスと登場人物の紹介を兼ねた説明パート。
これがまた微に入り細を穿つ描写で、丁寧と言えば聞こえはいいけどもったいぶりすぎだと思う。
登場人物の説明をするにしても、まず最初に「どんな人なの?」と興味を持たせたうえで説明してくれる方が好き。
こちらが聞く前から「あのねあのねこいつはこういう名前でこういう性格でね!過去にはこういうことがあってね!生い立ちはこうでね!」とまくしたてられても困るのよ。

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後半も後半で「ゾンビどこいったー?」な人間同士のいざこざが続くばかり。
私の場合、特に感情移入できるようなキャラが居なかったこともあり、ただただ退屈でした。

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肝心のゾンビも、想像していたよりはフツー…
もっとパルクールよろしくビルからビルへ飛び移ったり二段ジャンプしたりバク転したり開脚前転したり壁よじ上ってスパイダーマンしてくれるのを期待してたんだけど。
しかもどうせなら元気一杯のゾンビを前面に押し出せば良いのに、主人公達立て篭っちゃうの…?なんで…!?
ほとんど自動車工場の中でのやりとりってガッカリってレベルじゃない。
そもそも、設定じゃ何万人ものゾンビがロンドン中にうじゃうじゃしてるってことになってるのに、明らかにエキストラの数が足りてないじゃないですかーヤダー

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モデルズ・シークレット(2010/アメリカ)


モデルズ・シークレット [DVD]
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トップデザイナーのクラウディオ(スティーブン・バーコフ)は新しいキャンペーンの顔として18才の若いモデルシンシアを抜擢した。一方で、ドキュメンタリー監督のピーターはシンシアのキャンペーン撮影風景を撮ることになっていた。そんな時、“太りすぎ”と指摘されたシンシアは大量の薬を飲み突然死してしまう…しかしクラウディオもピーターも撮影を終えなければ多額のお金を失うことになる。彼らは何としても撮影を続けなければならなかった。“深い眠りについた”シンシアと共に―。

原題:DROP DEAD GORGEOUS

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一応ブラックコメディらしいんだけど笑えない。それは不謹慎とかそういうモラル的なものではなくて、単純に演出が面白くない、テンポが悪いという意味で。
モデル業界を皮肉るにしても切り込みが足りな過ぎる。
枕営業だとかドラッグだとか、「まあそうでしょうね」程度の話しか出てこないんだから。

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主人公(早々に死ぬけど)のシンシア。
無理なダイエットに過密スケジュール、ストレスに晒され続けたことが原因で、撮影の途中で帰らぬ人に。

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常に崖っぷちに立たされているような、生気のないモデルを求めるクラウディオはこれ幸いとばかりにシンシアの死体を使って撮影を続行。
さすがに身内に黙ったままというのはマズいので、スタッフがおそるおそるシンシアの母親に許可を求めに行くと、「注目とお金が手に入るなら」とあっさり承諾。
かくしてシンシアは世界初の『死者モデル』として仕事をこなす事になったのでした。

その後の物語はシンシアを取り巻く人物たちのインタビュー形式を取って進められます。
が、これが緊迫感も後ろ暗さも何もない、ただの日常が登場人物たちの口からだらだらと語られるだけのドキュメンタリーで…。
死体にどういう細工を施して生きているように見せかけたのかだとか、撮影の苦労話だとか。
キャラクターに魅力があれば面白いのかもしれないけど、少なくともこの映画じゃ無理。うぬぼれが過ぎる。

死体を利用するという非現実的な状況とリアルぶった撮影手法がうまくかみ合っておらず、支離滅裂な印象を与えるのもよくありません。
せっかくのアイディアが少しも生かされていない駄作。

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デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森(2012/アメリカ)


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リチャードは、再婚相手のシンシアと幼い息子ダニー、そして前妻との娘サディを連れ、ニュージャージーの森へキャンプに出かけた。思春期のサディとは関係がうまくいっておらず、この旅が、家族の絆を取り戻すきっかけになるはずだった。しかし、彼らが足を踏み入れたのは、伝説の悪魔“ニュージャージー・デビル”が棲むとされる、忌まわしき森。所詮は伝説だと高を括っていたリチャードだったが、周囲では動物の変死や奇妙な物音が相次ぎ、遂には森の中で出会った青年が、謎の失踪を遂げてしまう…。

原題:THE BARRENS(荒れ地)

なんとなくぎくしゃくしている家族が揃った車中。妻は携帯ゲーム、娘は音楽プレイヤーにかじりつき。
末っ子はいなくなった犬のことをしきりに気にしているし、父親は朝から謎の体調不良。
しかもキャンプ場に着いたら着いたでティーンエイジャーグループがガンガン音楽かけたり携帯いじったりフリーダムに大騒ぎしているものだから父のイライラは募るばかり。

次第に彼は幻覚、幻聴、水への恐怖、被害妄想、認知症症状……と狂犬病のような症状を現し始め、家族もいぶかりはじめた時、キャンプ場で殺人事件が!
そんな感じの、オカルトっぽいモチーフだけどサスペンスホラーの雰囲気を持った映画です。

残念ながらクリーチャーが大暴れする映画ではないけど、精神不安定な父親の不気味さと怖さは怪物以上。
彼の神経質さとこだわりの強さ(キャンプとは自然で原始的なものであるべきで、そこに携帯や音楽は存在してはならない、とか)はエスカレートしていくばかりだし、それが彼の愛する木々の鬱蒼と茂った“自然”な風景と折り重なると、なんともいえない圧迫感に息が詰まりそう…

動物や人間を殺しているのは父親なのか、それとも悪魔なのか?
最後の最後まで読めなかったし、むしろそんなことを気にする余裕もないくらいハラハラさせられた。
父親は誰がどう見ても狂ってるし、でも確かに何かがいそうな気もするし…その辺のジワジワ怖い演出が巧い。
でも、結局何をどうすれば助かったのか?と言う点がまったく不明なのがスッキリしないです。

エンドロールのあとに1シーンあるのでお見逃しないように。

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